犬が幻滅している飼い主の行動
1.「お出かけ」と言って病院に連れて行くこと
犬は「お出かけ」と言って病院に連れて行く飼い主の行動に幻滅しています。
「病院」と言ってしまうと、なかなかキャリーバッグやクレートに入ってくれなかったり、逃げ回ったりしますよね。抵抗して飼い主を威嚇したり噛みついたりする犬もいるようです。
飼い主としては、仕方なく「お出かけ」と言って、気分よく車に乗ってもらいたいのです。しかし、お出かけに連れて行ってもらえることを期待していた犬にとっては幻滅してしまう飼い主の行動なのです。
わざわざ正直に病院と言う必要はないと思いますが、犬が期待するような言葉をかけ、ガッカリさせるようなやり方はやめておきましょう。
2.何の用もないのにそばに来させるために名前を呼ぶこと
犬が飼い主の行動に幻滅しているのは、何の用もないのにそばに来させるために名前を呼ぶことです。ただ呼ばれているだけだということを犬も分かっているため、そう簡単には対応しません。
それでも何度もしつこく名前を呼ばれたり「おいでー!」と大きな声を出されたりするため飼い主のそばに行ってみるのですが、やはり何の用もなく本当にただ呼んだだけ。そんな飼い主の行動に幻滅していますし、うんざりなんです。
あ、なんだ、そこにいたの?ということがあるかもしれませんが、もっと犬が喜ぶ声掛けをしてあげてほしいのです。「あ、なんだ」と言われるよりも「心配で探したよー」と言われた方が嬉しいですよね。
犬は飼い主の声のトーンや言い方で感情を読み取れてしまいます。何の用もなく呼んでいることなんてお見通しなのです。
もしかすると、何かを期待してすっ飛んで来る犬もいるのではないでしょうか。おやつを期待していたのかもしれません。そんな時にこそ何も用がないのに呼んだんだと分かると、犬は幻滅してしまいます。
3.一緒に連れて行ってはくれないくせに「行く?」と何度も聞くこと
飼い主が出かける時、一緒に連れて行ってはくれないくせに「行く?」と何度も聞いてくる飼い主の行動に犬は幻滅しています。
「行く?」と聞かれれば、犬は期待してしまいます。(どうせ連れて行ってはもらえないよな…自分はお留守番だよな…)と思っていたところに「行く?」と聞かれれば尚更のことですよね。
(まさかな…)とは思いつつ、やっぱり期待してしまうものです。結局、飼い主だけ出かけて行き、自分は一緒に連れて行ってもらうことができなかったとなると、犬はガッカリしてしまいます。
からかうことが目的なのかもしれませんが、犬から幻滅されるだけではなく、(どうせいつもの嘘だもん…)と信頼されなくなってしまうことだってあるかもしれません。
一緒に連れて行くことができないのであれば「行く?」と聞くのはやめておきましょう。
4.だんだん褒めてくれなくなること
犬はだんだん褒めてくれなくなる飼い主の行動に幻滅しています。
子犬の頃のことを思い出してみてください。トイレが上手にできた、ごはんを残さず食べた、お散歩デビューした、おておかわりを覚えた、というだけで褒めていましたよね。
成犬になってからはどうでしょうか。何もかもが当たり前になってしまい、褒めることがほとんどなくなってしまったのではないでしょうか。それどころか叱ったり怒鳴ったりすることが増えているのではないでしょうか。
犬は褒められて嬉しいから覚えます。褒められて嬉しいから何度も繰り返し行動します。飼い主に褒めてもらいたくて、いい子だねと言ってもらいたくて行動します。
それなのに、あんなに褒めてくれていたのに、今では全く褒めてもらえないとなると、犬は幻滅してしまうんです。
まとめ
犬が幻滅している飼い主の行動を4つ解説しました。
- 「お出かけ」と言って病院に連れて行くこと
- 何の用もないのにそばに来させるために名前を呼ぶこと
- 一緒に連れて行ってはくれないくせに「行く?」と何度も聞くこと
- だんだん褒めてくれなくなること
期待を裏切られた時、思っていたことと全く違った時、犬は飼い主に幻滅してしまうことがあります。期待させるようなことを言ったり行動したりしないようにしたいですよね。