大きい声で怒っても効果はない、噛む愛犬への指導法
愛犬が我が家に来て1年。小型犬でとても甘えっ子で元気いっぱいでした。興奮しがちで、たまに私や妻の手を噛むことがありました。甘噛みのような時もあれば、比較的強めに噛んでくることもありました。私は犬の社会は上下関係が大切だから、強く怒るのがいいと思い「コラッ!!」と大きな声で叱っていました。
時には感情むき出しで怒っていたと思います。結果、あまり効果はなくその時だけシュンとするだけで、また興奮したら噛んでくるといったことの繰り返しでした。感情で怒るのではなく、理性的に指導しないと効果はないのでは?と思い試してみた方法を紹介します。
噛む原因をはっきりとさせる
愛犬が噛むのは遊んでいてエキサイトした時でした。ボール投げや綱引きで盛り上がってくると、私の手をガブッと噛んでくることが多かったです。一方、妻が遊んでいてもあまり噛むことはありませんでした。妻と愛犬の遊び方との違いがあるのかと思い見比べてみました。
私との遊び方は、妻と比べてかなり激しかったのです。ボール投げではボールを投げるふりをして隠したり投げたりして、綱引きでは愛犬の引っ張りを力いっぱい試してみたり、と愛犬がエキサイトするような遊び方をしていました。
そこで、こういった愛犬が興奮するような遊び方をやめることにしました。ゆっくりと穏やかに遊ぶようにしたら、少しは噛み癖が治まりました。でも穏やかに遊んでも、興奮してしまうと噛んでしまうのは変わりませんでした。
噛まれたら、とにかく無視をする
根本的に噛むのは良くないことだと愛犬にどうやって理解させるのがいいか考えました。犬のしつけにはいろんな方法があると思います。唯一効果的だったのが「無視をする」というものでした。
遊んでいる時にガブッと噛まれたら、遊びをやめます。どんなにクンクンと鳴いて甘えて来ても、しばらく無視をします。目も合わせず、反応もしないようにし続けます。こうした繰り返しをしていった結果、噛み癖が徐々になくなってきました。
大きな声で感情的に怒っても状況は改善しない
愛犬をしつける際に、感情的に大きな声で怒っても効果がないということを早いうちに理解できて良かったと思います。怒りたくなる時もありますが、グッとこらえることが大切だと感じました。
噛み癖は少し残っていましたが、噛み応えのあるおもちゃを1人遊び用に用意したりと工夫もしました。愛犬との向き合い方を変えたことで、私自身も人間として少し成長できた気がしました。