こんな環境で生かされるのは、犬にとって拷問では?
発見・救出
米国・カリフォルニア州で発見された闘犬飼育場で重い鎖につながれ、顔や足に痛々しいケガをしている多くの犬が発見され、救出されました。
警察に協力して、動物愛護団体The Humane Society of the United States が犬たちを救出します。
互いに接触できない距離につながれた犬たちはノミだらけで、中には水も与えられていない子もいます。やせている犬が多いそうです。
もしかしたらあえて空腹の状態にして、より攻撃的になるようにする意図があるのでしょうか?
でも犬たちの職員に対する態度は、社交的で突然の訪問者たちを喜んで迎えるか、またはこわがっておどおどするかのどちらか。攻撃的な態度は見られません。
闘犬の見世物では、人間にあおられ、お互いにこわくても逃げることも許されず、命がけで犬同士が咬み合うことになるのかもしれません。
職員:「みんな、鎖から解放されるのを待ちきれない様子でした。」
重い鎖を外してもらって犬たちは自由を手に入れそして永遠の幸せへ。
現場に設置した診察台で簡易検診を実施。
継続は力
職員は力強く話します。
「このような施設がなくなるまで、私たちは活動を続けます。」
闘犬飼育場から家庭へ!
鎖の重さは苦痛の重さ
この子は「ティリー」。米国・カリフォルニア州で摘発された闘犬飼育場から救出された多くの犬たちの中の1匹です。
他の犬たちと同様、太く重い鎖に四六時中つながれていました。
ごつい鎖が首輪から重く垂れさがっています。犬に対する配慮は全くないのが、これだけでも確実。
鎖を太い首輪ごと取り去ります。
「文字通り、重石(おもし)が取れる瞬間は最高です」と職員は笑顔で話します。
鎖から解き放たれて、ティリーはふと足を止めました。目の前に広がる新しい世界を不思議な気持ちで見つめるように見えます。
その後ほどなくして、ティリーには里親さんが見つかりました!
新しい緑の首輪が似合ってるね!
最高の大あくびと笑顔で
飼育場で、ティリーは自由を奪われ、闘犬用の子犬を産む機械にされていたか、その予定だったかもしれません。救出され里親さんに出会い、苦痛だけの毎日がひっくり返りました!
動画の最後に里親さんとティリーが並んで寝そべってまったりしています。するとティリーは大あくび、そして里親さんに頭をすりすり。里親さんも最高にリラックスして満足そうなほほえみを浮かべます。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画の制作・配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
動画制作者:Humane Society of the United States
掲載YouTubeチャンネル:The Humane Society of the United States