情報が読み取られれば帰ることができるのだ
喜びの再会
カナダ・オンタリオ州のとある動物愛護団体の元に、「レディ」と呼ばれる1匹のゴールデン・レトリーバーが連れてこられました。この子は、撮影の時点から4年前に、飼い主家族から何かの理由で離れて行方不明になったのです。
さてレディ、車に揺られて向かう先は?
家!家族の待つおうち!
4年という長い空白を経て、レディが家族と再会を果たすのに大きな役割を担ったのは、米粒ほどのサイズのもの(丸っこいジャポニカ米じゃなく、長粒種のインディカ米ね、)…登録犬(あるいは犬の所有者)の情報を記録したマイクロチップです。
日本でも今年(2022年)6月から「改正動物愛護管理法」によって、新たに犬を飼う場合はマイクロチップの埋め込みが義務化されます。(既存の飼い犬や譲渡犬の飼い主には、「努力義務」。)
獣医師が犬の肩甲骨の間あたりに埋め込みます。
さて、レディがどうなったかと言うと…。
車から降りると、リードを持つ職員を引っ張って一目散に家族の元へ!喜びが爆発、シッポが早回しの時計の針のようにグルグル回っています。笑
4年は長かったけれど、喜びの再会のシーンは何度見てもいいですねえ。
マイクロチップについて
- 動物病院で埋め込む場合、費用は数千円程度。自治体によっては助成金制度を利用できます。
- 埋め込みは獣医師が予防接種と似た施術で安全に行い、通常は麻酔も不要です。
- 住所や電話番号などの登録情報が変わったら、忘れずに内容変更手続きを!
これによって万一大事な飼い犬が行方不明になった場合、その子の命を守り、レディのように再会の確率がぐんと上がりますよ!「努力義務」のアナタも、考えてみませんか?
迷子札もしっかりと
でも、レディが帰宅までに4年かかったように、マイクロチップの情報はスキャナで読み取られなければ判明しません。マイクロチップに加えて、ぱっと見でもわかるよう、首輪には必ず、判読できる迷子札もしっかりつけるようにしましょう。これからは、
「マイクロチップ + 迷子札」
を標準に!全ては愛犬のため。
動画を見ることは保護支援にもつながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Niagara SPCA and Humane Society
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