部屋にものを置けなくなった
それまで犬を飼ったことがなかった私にとって、犬の行動には衝撃的でした。クッション、メガネ、本、買ったばかりのバック…さまざまなものを壊されたりボロボロにされたりしました。
しかし、これは愛犬が悪いのではなく、本能や性質など犬についてほとんど勉強していなかった自分が悪いのです。
愛犬を責めるのは間違いですし、自分も愛犬もストレスになってしまうので、この行動をポジティブに考えることにしました。
この場合は、「犬の行動範囲内にものを置かないようにすることで、部屋がきれいに片づき、いらないものを断捨離できた」と考えるようにしたのです。
お出かけできなくなった
犬を飼ってから、とにかく出かけられなくなりました。
飼い主の都合でお留守番させるのもかわいそうですし、部屋が荒らされる可能性もあります。
一緒に連れて行くことも考えますが、電車やバスは他の人に迷惑をかけそうですし、自家用車でも車酔いやトイレなどのトラブルが起きそうで、いろいろ心配になってあきらめてしまいます。
そうなると、徒歩で行ける範囲のお出かけしかできませんが、買い物をしてたくても、犬を連れて入店することはできません。ペット可のお店もあるようですが、近所にはなかなか見つかりません。
そんなことを考えているとネガティブな気持ちになってしまうので、ポジティブな考え方に切り替えましょう。
出かけなくなった分、お金を使う機会がかなり減りました。夜にひとりにさせるのは心配なので、飲み会に参加することもなくなり、遠出の旅行も行かなくなりました。その分、結構お金が溜まっていると思います。
1人の時間がなくなった
犬と暮らすので、1人の時間は当然なくなります。犬を飼うまでは、休日はゆっくりと起きて、心行くまでゴロゴロしたり喫茶店へ出かけたりしていました。
それが、休日関係なく、いつでも早起きをして朝から愛犬のお世話をしないといけなくなりました。
また、自分の好きな食べ物やお菓子を並べてダラダラと食べるのが至福のひとときでした。今、愛犬の前でそんなことをしたら、ウルウルとした純粋な目で見つめられるのに耐えられませんし、誤飲・誤食の危険もあるので絶対にできません。
1人でゆっくり好きなことをする時間はなくなりますが、ポジティブに考えると、いつでも規則正しい生活ができるようになりました。
お菓子のダラダラ食べもなくなり、体を動かすことも多くなったので、ダイエットにもなっていると思います。
犬中心の生活を楽しみましょう
犬を迎えるということは、家族が増えるということなので、それだけの責任があります。犬中心の生活に変わり、日常のお世話には時間と体力も必要になります。自分中心で行動できなくなるので、もし「犬に振り回されるのは嫌だ」と考えている方は、犬を飼うのに向いていないかもしれません。
自分の生活の中心に犬がいてほしい、犬との生活を存分に楽しみたいという方は、犬にとって快適な環境を整えて、命を預かるという責任を持って受け入れましょう。