かなりの運動量が必要な犬種
かなり運動量が多い犬種の特徴は体が大きく筋肉量も多いこと。基本的には大型犬になります。狩猟犬や牧羊犬がルーツである犬種も多いことから、学習能力も高く賢い犬種が多くなっているようです。
1.ジャーマン・シェパード・ドッグ
警察犬として有名なジャーマン・シェパード・ドッグ。名前の通りドイツが原産国の犬種で、第一次世界大戦では軍用犬として活躍していた犬種。今現在も麻薬探知犬や災害救助犬として活躍しています。
クールな見た目ではありますが、性格は穏やかで飼い主さんに対しては甘えん坊な一面もあります。非常に聡明で従順。知能の高い犬種なのでトレーニングで教えたことをどんどん学習していくしていきます。
ジャーマン・シェパード・ドッグはとても筋肉質で頑丈な体をしています。もちろんかなり運動量が多く、散歩は基本的に1日2回。それぞれ1時間程度が必要になります。
2.秋田犬
秋田犬は日本を代表する日本犬のひとつ。日本犬の中で唯一の大型犬でもあり、忠犬ハチ公やテレビ番組でも有名な犬種ですよね。
もともと秋田犬は中型犬でしたが明治時代に起こった闘犬ブームの影響で、マスティフや土佐犬などの大型犬と交配され、現在の大きく立派な体格になりました。大きな個体であれば成犬になると45㎏程まで成長します。
忠誠心が厚く信頼する相手に対しては深い愛情をみせてくれますが、飼い主さん以外の人に対しては懐くことはあまりないよう。秋田犬も最低でも朝晩1日2回、それぞれ1時間程度のお散歩が必要になります。
3.バーニーズ・マウンテン・ドッグ
バーニーズ・マウンテン・ドッグも成犬になると40㎏を超えるほどの大型犬。豊かな被毛と大きな体で非常に迫力のある見た目ですが、穏やかな性格で他の動物や小さな子供にも優しく接することができる犬種と言われています。
バーニーズ・マウンテン・ドッグはもともと険しい山岳地帯で牧畜犬や作物運搬など、力作業を得意とする使役犬だったためスタミナが非常に豊富。お散歩は1日に1~2時間が必要。一度に1~2時間行うのではなく、朝晩2回に分けてお散歩に行くのが理想的です。
4.シベリアン・ハスキー
オオカミのような風貌とブルーの瞳が印象的なシベリアン・ハスキーもかなり運動量が必要な犬種。シベリアン・ハスキーは寒冷地帯の犬ぞりレースで活躍していたこともあり体力がとてもあります。
凛々しい顔つきをしていますが性格はとても明るくてフレンドリー。しかし、本来そりを引くための犬種であり、ペット用に改良されている訳ではないのでしつけはやや難しくなるよう。お散歩はやはり1日2回、それぞれ1時間程度が目安になります。
運動量が多い犬種と相性が良い飼い主さんとは?
1.時間や体力がある方
犬にとって運動不足はストレスになってしまうのも。かなり運動量が必要な犬種であれば、飼い主さんも積極的に体を動かすことが好きな方が愛犬との暮らしを楽しむことが出来ます。
かなりの運動量が必要な犬種の共通点は大型犬であること。個体差はあるもののお散歩は最低でも1日2回、それぞれ1時間程度が目安となっています。
この運動量で足りない場合は、単純に「歩く」だけの散歩ではなくお散歩中に公園でボール遊びを取り入れる、また飼い主さんも一緒にランニングをするなどの工夫が必要。時間に余裕のある休日にはドッグランにも積極的に連れて行ってあげましょう。
2.車を所持している
大型犬であることから車を所持しているほうが何かと安心です。一緒にレジャーを楽しむのはもちろん、ケガや病気などで愛犬が動けなくなってしまった時、動物病院に連れて行くにも車があると安心かと思います。
3.スポーツやアウトドアが好き
飼い主さん自身がアウトドアやスポーツ、キャンプが大好きで愛犬と一緒に楽しみたい!と思われている方には運動量の多く体力のある犬種はオススメ。アクティブな生活を送っている方が一番運動量の多い犬種と相性が良いと思います。
4.一人暮らしではない
かなりの運動量が必要な犬種は、毎日のお散歩にかかる時間も相当なもの。働きながら一人暮らしをしている方は時間を作るのがなかなか大変になると思います。もちろんお散歩だけでなく、自宅で愛犬と遊ぶ時間やブラッシングなどお手入れをする時間も必要になるので、ご家族で協力し合いながら愛犬との生活を楽しむことをお勧めします。
まとめ
今回はかなり運動量の多い犬種をご紹介しましたが、小型犬にも比較的運動量の多い犬種は存在します。運動量の多い犬種は一緒にスポーツやアウトドアを楽しめる反面、運動不足になってしまうとストレスを感じ問題行動を起こしてしまうこともあります。
個体ごとに運動量の差はありますが、愛犬にあった運動量を見極めて毎日のお散歩もアウトドアも楽しみましょう。