犬を飼い始めた人が必ずぶつかる『7つの壁』 乗り越えるためにすべきこと

犬を飼い始めた人が必ずぶつかる『7つの壁』 乗り越えるためにすべきこと

犬を迎えてみてわかるのが、喜びと共に感じる飼育の大変さです。日々増えゆく飼育の悩みに戸惑っていませんか?この記事では、犬を飼い始めた人が必ずぶつかる「7つの壁」と乗り越えるためにすべきことをご紹介します。

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犬を飼い始めた人の「7つの壁」

女性とトイプードル

「癒されたい」「寂しいから家族が欲しい」といった理由で、犬を迎え入れる人が急増しています。最近では、おうち時間の拡大により、ひとり暮らしでも犬を飼う人が増えました。

しかし、犬が家にいる喜びを実感する反面、「想像以上に大変」と感じてしまう人が多いようです。ここでは、犬を飼い始めたばかりの人がぶつかる7つの壁についてまとめました。

1.しつけが大変!

「最初が肝心だ」と慣れないながらも、犬のしつけに奮闘した人の多くが、その大変さに挫折しそうになるほど苦しみます。トイレを一向に覚えてくれなかったり、いつでもどこでも「ワンワン!」と無駄吠えしてしまったりする愛犬を見ては、うなだれてしまうのが現実といった所でしょう。

成犬であっても、「まて」「おすわり」といったコマンドを覚えさせることは、そう簡単ではありません。犬のしつけは継続的に行わなければならず、飼い主さんにとっては苦難が続きます。

2.散歩や世話に手がかかる

2匹の犬

子犬期であれば1日中目が離せなくなり、たとえ成犬であっても飼育環境に慣れるまでは苦労続きの生活になります。朝晩1日2回のお散歩に、犬の食事の準備と後片付け、さらにトイレの処理や抜け毛の掃除にと、時間がある限り犬のお世話に費やしてしまうでしょう。

大変なことは理解していたつもりでも、「犬を飼うのが想像以上に辛い!」と感じてしまう人が圧倒的多数です。イタズラをする犬に対してイライラしてしまい、そんな自分の気持ちに気づいて「なんて心が狭いんだろう」などと落ち込んでしまう人もいます。

3.自分の時間が減ってしまう

犬がいる生活は楽しい反面、自分の時間が限りなく減ってしまうものです。とくに犬との共存生活に慣れないうちは、食事に散歩にトイレの後片付けに・・・と、1日中犬の世話に追われてる気持ちになってしまうものです。

せっかく迎え入れた犬なのに、「なんだか辛い」「自分だけの時間が欲しい」と心を病んでしまう人も少なくありません。たった1人で飼育しなければならず、しかも睡眠時間が削られるほど苦労してしまう人ほど大きな苦痛を感じてしまうでしょう。

4.出かけにくくなった

トラベルケースの上の犬

犬と暮らすということは、想像以上に行動に制限がかかります。出かける時は「行かないで!」とばかりに吠えられ、仕事に行っても「早く帰らなければ」という意識が高まり、これまでのような行動を続けることがむずかしくなります。

最も悩んでしまうのが旅行の問題です。犬を連れて行くならペット可のホテルを選ばなければならず、移動手段についての課題は多いです。犬を置いて行く場合であれば、預け先を考えなければなりません。

これまでのように気軽に出かけられなくなる犬との生活に、少なからず後悔してしまう飼い主さんはとても多いです。

5.経済的な負担が大きい

「犬を飼うためのお金」についてよく検討したつもりでも、毎月かかるコストに「想像以上だった」と痛感する人ばかりです。犬の食事、ペットシーツ、ペット保険といった基本的な出費だけでも「こんなにお金がかかるとは・・・」と感じるでしょう。

さらに、病気やケガのたびにかかる犬の医療費に「想定以上にかかる」と感じる飼い主さんは非常に多いです。人間とは異なる医療費システムに驚いてしまう人も少なくありません。

犬種やサイズによっても経済的負担は大きく異なり、大型犬になるほど出費はかさみます。老後までしっかり面倒を見切れる犬を選び、そして最期まで飼育し続ける覚悟も求められます。

6.ご近所トラブルが気になる

白い犬

犬を迎え入れた3日間くらいはどんな犬でも「ワンワン!」と吠え続けたり、「クーンクーン」と悲しげに鳴いたりします。夜鳴きをしてしまうと飼い主さん自身が眠れないばかりか、近隣への迷惑も気になってしまいますね。

老犬になれば認知症によって、昼夜問わず吠えてしまうことがあります。病気になれば介助も必要になります。そんな状況を考えただけで気が遠くなってしまい、つくづく犬を飼う大変さを痛感してしまうかもしれませんね。

大変な犬の飼育を乗り越えるためにすべきこと

玄関にいる子犬

念願の犬を迎え入れたのに、犬との生活が楽しめないのは苦しくて辛いですよね。ここでは、犬を飼い始めた人がぶつかった壁を乗り越えるためにぜひ行って欲しいことをまとめました。

飼育環境の見直し

人間の生活環境に犬を迎え入れると、あらゆる危険やトラブルが起きてしまいます。最初のうちは、犬の行動範囲をしっかり制限することで危険回避につながり、飼い主さんにとっても安心できる状況を作ることができます。

飼い始めの1ヶ月くらいはサークルを中心に過ごさせるようにして、犬の手が届く場所に電気コードや口にすると危険な玉ねぎや観葉植物などを置かないようにします。とくに最初の3日間は、吠えても決して犬をかまってはなりません。「吠えると出してもらえる」と覚えさせてしまわぬよう、心苦しいですが見守ってください。

寝床の周りにペットシーツを敷き詰めておき、シートの上で排泄をしたらその場で褒めましょう。しばらく困難な生活が続くので、できるだけ周囲の人からの協力を得るようにしてください。

犬が新しい環境に慣れるまでは、犬を危険や不安から守るように注視していきましょう。

犬の健康管理を学ぶ

動物病院

動物病院での予防・ワクチン注射の接種や定期的な健康診断を行い、年齢に見合ったドッグフード選びのアドバイスを受けることがとても重要です。知識がないままでは不安が多く、誤った飼育方法で犬に接してしまうことがあります。

飼い主さん自身が抱える犬の悩みを解消させる意味でも、身近な動物病院の存在はとても大きいでしょう。「こんな時どうすれば?」という疑問を気軽に質問できる存在は、犬を飼い始めた人はぜひ早期に探すべきです。

犬の預け先を探す

せっかく犬を飼い始めたのに「こんなはずじゃなかった」と後悔したり、ノイローゼに陥ってしまう人に共通するのは、たった1人で頑張ってしまう点です。

一緒に暮らすご家族に協力してもらい、ひとり暮らしの方は万が一の場合のために預け先やペットシッターを探しておくことが大切です。犬のしつけに悩む方には、ドッグトレーナーに相談できる「犬のしつけ教室」の利用もおすすめします。

まとめ

雨のなか振り返る犬

かけがえのない存在となるべく犬を迎え入れたはずが、「想像以上に辛い」と感じるのはあなただけではありません。たったひとりで悩まずに、プロのアドバイスを受けたり、周囲へお世話の協力を得てください。

犬の飼育は一生涯続きます。大変なことも多いですが、ぜひ犬との暮らしを楽しめるようになって欲しいです!

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