猫がいる家で、子犬を迎え入れる時に「初対面」で気を付けることとは
猫を飼って2年、子供がいなかった我が家では猫(ブリティッシュショートヘアー・オス)をわが子のように可愛がっていました。比較的病気もせず、元気な子でしたがストレスを感じやすい繊細な猫でした。
猫はあまり構ってくれないというところが長所でもありますが、少し物足りなくもありました。そこで、知り合い経由で教えてもらったブリーダーさんから犬(チワワ・オス)を譲り受けることとなりました。
私も妻も子供のころ犬は飼ったことがありますが、猫と犬を同時に飼った経験はありません。多頭飼いの経験がないなか猫のいる家に犬を迎え入れる際に、初対面までどういったところに注意したかお伝えします。
いきなり子犬を部屋に放すべきではない
ブリーダーさんから玄関前で犬を譲り受け、室内にそっと持ち運びました。猫はその前から家に何か異変が起こると察していました。キャリーバッグに入った子犬のチワワは、母親が恋しいのかクンクンと泣いてばかりでした。
最初から決めていたことは「いきなり、子犬を部屋に放さないということ」です。先住猫にストレスをなるべく与えずを自由にさせることが大切だと考えました。
先住猫でも先住犬でも、先輩ペットは新入りペットに興味があると思います。我が家の猫は少し怯えながらも、新入りの子犬に興味深々でした。ただ、いきなり対面させるとお互い威嚇しあったり、時には噛んだり引っかいたりとケガにもつながると考えました。
子犬を迎え入れて10分ほど経った頃、猫が他の部屋に行ってしまったので用意したゲージに子犬を入れました。ゲージに入れたからといって油断せず、その後も初対面までは少し注意が必要です。
子犬を入れたゲージには目隠しの布をかけておくこと
あらかじめ用意しておいた大きめ布をゲージにかけて、中からも外からも見えないようにしておきました。予想した通り猫は子犬の様子が気になるようで、普段寝ている時間でもウロウロとゲージの周りにやって来ました。
この目隠しの布があることで、気配は感じる程度でお互いに威嚇したり吠えたり鳴いたりするようなことはありませんでした。
約5日ほどは直接の対面を避けるようにして、同じ家に居ながらもお互いの存在をなんとなく知っている程度に留めるようにしていました。ここで焦って対面させてしまうと、猫も子犬もお互いにびっくりしてしまうと考えたからです。
家に来てから、6日目で猫と初対面
慎重に慎重を重ねましたが、お互いの気配にもなんとなく慣れたころに子犬のゲージの布を外して先住猫と初対面を行いました。初めは猫は驚いていましたが、子犬はもう一緒に遊びたそうでした。
猫はそのまま自由にさせて子犬は私の膝の上で遊ばせる程度で、まだ直接交流はさせないようにしていました。徐々に徐々に慣れていってくれればと、飼い主も手探りでお迎えしました。
猫と犬のような種族が異なるペットを飼うのは初めてでもあったので、このように細心の注意を払いました。私の家は先住猫でしたが先住犬のいる家庭であっても、新たに子犬を迎え入れる際には同様に注意を払った方が良いと思います。どんなにおおらかな性格のペットでも、新しいペットが来たらちょっとはナーバスになりがちです。
このように初対面はできるだけ慎重に準備して行うことが大切だと思います。ぜひ、二匹目を迎え入れようと考えている方は、参考にしてみてください。