犬が寝ていたら危険な5つの場所とは?
犬の寝る場所は、犬が快適に眠れる場所を探してあげることが大切です。温度や安全性、ストレスが溜まりにくい場所を考慮しなければ、体調不良を招いたり寝不足の原因となったりすることもあります。ここでは犬にとって不適切な寝床の場所を5つご紹介します。
1.直射日光が差し込む窓辺
窓辺にベッドや寝床であるケージを設置しているご家庭がありますが、直射日光が差し込む窓辺は寝床場所として避けてください。眠っている間に直射日光が当たり続けることで、軽い熱中症を発症してしまう恐れがあるからです。
またケージの場合、日光の暑さから逃げようとしても逃げられないという状況に陥る危険性があります。「帰宅したら愛犬が危険な状態に…」という状態に陥らないためにも、直射日光が差し込む窓辺は避けましょう。
2.エアコンや暖房器具の風が直接当たる場所
夏場はエアコンの冷房機能を、冬場はエアコンの暖房機能やその他の暖房器具を使用するご家庭が多いですよね。愛犬のために良かれと思って風が当たる場所に寝床を設置する人がいますが、こちらも体温調節しにくくなるためNGです。
冷風が当たり続けると、体が冷え切ってしまい体調不良を引き起こします。また、暖房の温風が当たり続けると軽い熱中症になったり、暖房器具から寝床が近いと低温やけどになる危険性もあります。そのため、エアコンや暖房器具の風が直接当たる場所は避けましょう。
3.コードが集まる場所やコンセントの真横
家電のコードなどの配線が集まっている場所や、コンセントの真横などに寝床を設置してしまうと、何らかの原因で発火現象が起こった際に、愛犬がやけどを追ってしまう可能性があります。
また、ちょっとした好奇心からコードやコンセントをいたずらしてしまう犬もいるため、毎年感電による事故が複数件報告されています。こうした事故から愛犬を守るためにも、コードが集まる場所やコンセントの真横などに寝床やケージは設置しないようにしてください。
4.ソファーの上など不安定な場所
ソファーの上で愛犬が眠る光景をよく見るという飼い主さんは多いですよね。しかし、弾力性のあるソファーはぐらつくため、そこに犬用ベッドを設置してしまうと、寝返りを打った際に落下してしまう危険性があります。
小型犬や高齢犬はソファーの上から落下するだけでも骨折や脱臼の恐れがあるため、なるべくソファーの上にベッドを設置してお昼寝させることは避けましょう。
危険性とは別件ですが、人が使用するソファーの上に犬用のベッドを置くことはしつけ上よくないとされています。しつけ、危険性の両面よりソファーの上に犬用ベッドを置くことはやめましょう。
5.テレビやトイレの隣や道路に面した場所
「危険」というほどではありませんが、テレビやトイレなどの音が聞こえる場所や外の音が聞こえやすい道路に面した場所は、警戒心の強い犬にとってストレスをためやすい場所です。
そのため、ここに寝床を設置してしまうと音が気になって眠りにくくなり、寝不足になってしまう犬も多いです。寝床場所を検討している場合は、なるべくこうした音の聞こえる場所を避けて考えてあげると良いでしょう。
どのような場所が寝床に最適なの?対処法を解説
では、犬の寝床としてどのような場所が最適なのでしょうか。上記で紹介した危険な場所を考慮して、以下のような場所を選ぶようにしましょう。
- 安定した床の上
- 体温調節がしやすく日光や家電の影響を受けない場所
- 睡眠を妨げる音が聞こえにくい場所
上記の3つのポイントを押さえる場所として、トイレやテレビから離れた道路に面していない壁際が最適です。また直射日光が当たらず、エアコンや暖房器具の風も当たりにくい場所を選んであげましょう。
最適な場所が見つからない!対処法は?
1人暮らしの集合住宅などは、なかなか犬の寝床に最適な場所を見つけにくいという方も多いと思います。その場合は以下のようなアイデアを参考にし、犬にとって少しでも最適な寝床に近づけるよう工夫してみましょう。
- 遮光カーテンを利用する
- エアコンや暖房器具の風が当たらないよう壁を設置する
- コードやコンセントにはカバーを付ける
- ベッドの周りは柵などで囲んで安心感をUP
こうした工夫を施すことで、最適な場所が見つからない場合でも、犬にとって安心安全に眠れる環境を整えてあげることができますよ!ぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか。犬にとっても睡眠はとても大切です。そんな睡眠時間をより快適にするためにも、今回紹介したNG場所はなるべく避けたり、工夫を施すことで回避したりしましょう。