犬がご飯をだらだら食べるのが危険な3つの理由
愛犬に食事を与えても食べたり残したりを繰り返す、いわゆる「だらだら食べ」をされると困りますよね。
自分のご飯は残すのに、人間の食事やおやつばかり欲しがってしまう犬もよく見かけます。
犬の食事は、約5分〜10分で完食させるのが目安です。もしこれ以上時間がかかっているのであれば、この機会に見直した方がいいでしょう。
適した改善方法を見つけるために、まずは犬がご飯をだらだら食べるのが危険な3つの理由をチェックしてください。
1.空腹を感じにくくなる
食べたり食べなかったりを繰り返してしまうと、犬も人間と同じように空腹を感じにくくなります。
ご飯を残すのはもったいなく感じてしまい、片付けるタイミングを失ってしまう飼い主さんの気持ちもよくわかります。
ですが、だらだら食べることを許容してしまうのは良くありません。
いつまでも食べ続けることで、血糖値が正常値まで下がらなくなってしまいます。
食事時間のルールを作った方が空腹に対して脳の摂食中枢が反応して、「ご飯を食べよう」と命令を出すようになります。
2.偏食になる
ちょこっとだけ食べて遊びに行ってはまた戻ってきて食べたり、ご飯は残すのにおやつはちゃんと食べる状態はちょっと心配です。
だらだら食べることを続けてしまうと、ドッグフードを食べない偏食な犬になってしまいます。
犬がちゃんと食事をしないからと言って、ドッグフード以外の人間のご飯やおやつなどの嗜好品を与えてしまうのはNGです。
1度でも与えてしまうと犬は覚えてしまい、結果的に偏食な犬になってしまいます。
3.健康に影響が出る
ここまでお伝えしたように、だらだら食べることを許してしまうと犬は空腹を感じなくなり、偏食になりやすいことがわかりました。
その生活を続けてしまうと健康に影響が出てしまいます。
ドッグフード以外の、人間の食事やおやつばかり欲しがるようになっていう場合は危険です。
栄養バランスの偏りはもちろん、肥満などの不安が強くなってしまいます。
食事の偏りが原因でアレルギーを発症するケースもみられます。
犬のご飯の食べ方を改善する方法
犬が食べたり食べ残したりと、だらだら食べるようになったらすぐに改善させましょう。
そのまま放置すると健康上にデメリットが生じます。
ここでは、犬のご飯の食べ方を改善する方法をまとめました。
食べ残しは片付ける
犬が食べ残しても、一定時間がきたら片付けることが重要です。
20分程度を目安にして、時間がきたら食べ残しがあっても片付けてしまいましょう。
犬に「ちゃんと食べないとお腹が空く」ということを覚えさせることが大切です。
心苦しいかもしれませんが、犬の健康のために実行してください。
もし食が細い犬なら、1回の食事量を減らして回数を増やす方法もおすすめします。
犬の年齢や体調に合わせて、臨機応変に対応してあげましょう。
おやつは完食した後に与える
注意したいのが、食事を完食していないのに別の食べ物を与える行為です。
「ご飯を食べなくてもおやつがもらえる」「人間のご飯の方が美味しい」と覚えさせないためには、まずは犬に自分の食事を完食させることを優先させなければなりません。
そのために、おやつは犬が食事を完食した後に与えるようにしてください。
おやつの量も与えすぎに注意して、その犬に合う栄養や量を考えていきましょう。
まとめ
「犬がご飯をだらだら食べてしまう」という悩みは、多くの飼い主さんが抱えています。
人間と一緒に生活をする上で、犬の食事を管理するのはなかなか難しい面もありますね。
ただ、犬の健康を考えると食事のルールを決めることはとても大切です。
偏食がエスカレートする前に、ぜひ規則正しい食事へと改善しましょう。