犬を撫でても嬉しくなさそうな時の心理
犬は基本的に人から撫でてもらうことが大好きです。
誰に撫でられても嬉しそうにする犬もいます。飼い主に撫でられた時だけ嬉しそうにする犬もいます。
家族の中で特定の人に撫でられた時だけ嬉しそうにする犬もいます。
そして、飼い主や家族に撫でられても全く嬉しくなさそうな犬もいます。
昨日は嬉しそうだったのに今日は全く嬉しくなさそうだ、ということもあります。
撫でられて嬉しくなさそうな犬の心理を解説します。
1.愛想よくした方がいいかもしれない…
お散歩中、見知らぬ人から声をかけられ、「かわいい~♡」と撫でられた時、嬉しくなさそうにすることがあります。
本当は撫でられることが嫌なのです。「私に触らないで!」と、抵抗したい気持ちがあるのです。
しかし、その見知らぬ人をガッカリさせてはいけない、飼い主に恥をかかせてはいけない、と考えているのかもしれません。
仕草や表情は嬉しくなさそうに見えるかもしれませんが、「とりあえず愛想よくしておこう」という態度なのです。ただジッと我慢して撫でさせてあげているのです。
愛犬が他人に撫でられることを嬉しくなさそうにする時は、ストレスを与えないために撫でてもらうことを断った方がよいと思います。
「ちょっと人が苦手で…」とか「吠えるかもしれないので…」など、嘘も方便で大丈夫です。
2.好きなだけ撫でてくれていいよ
犬を撫でても嬉しくなさそうな時、「好きなだけ撫でてくれていいよ」と思っていることがあります。
今は撫でられることを特別に嬉しいと感じないだけであって、撫でられることが嫌なわけではないため「どうぞ」という状況なのです。
自分が撫でてほしいタイミングではなく、人が撫でたいタイミングで撫でたためでしょう。
嫌がることも抵抗することもなく、黙って撫でさせてくれるかもしれませんが、嬉しくもない状況であるため、ほどほどにしておきましょう。
3.相手は弱者だからな…
犬を撫でても嬉しくなさそうな時、「本当は嫌だけど…相手は弱者だからな…」と考えていることがあります。
犬を撫でている相手が幼い子供や高齢者なのでしょう。
自分よりも弱い相手だと考えたのです。嫌だ!触るな!と抵抗した時、相手を傷つけてしまったら…と思い、撫でられることを嫌々ながらも許したのです。
4.そこは嫌なんだけど…
犬を撫でても嬉しくなさそうな時、撫でられたくない部分を撫でられたため、「そこは嫌なんだけど…」という気持ちから表情が強張ってしまったのでしょう。
撫でられることが嫌なのではなく、撫でられた部分が気に入らなかったのです。
他の部分も撫でてみてください。犬が嬉しそうにする瞬間の表情や仕草を見逃さないようによく見ていてください。
その犬の撫でられて嫌な部分、撫でられて嬉しい部分を知っておくと仲良くなれると思います。
耳・しっぽ・手足の先は嫌がる傾向があります。頭頂部・後頭部・背中は喜びやすい部分です。
お腹は急所であるため、他人にはあまり許すことのない部分です。飼い主や家族にも撫でさせないという犬もいます。
5.今は構ってほしくない
犬を撫でても嬉しくなさそうな時、今は構ってほしくないタイミングなのかもしれません。
いつもは喜んでくれるけど、たまに喜んでくれないことがある、ということがあります。
寝起きは撫でられたくない。お散歩後や食後の寛いでいる時は撫でられたくない。ベッドに入って眠ろうとしている時は撫でられたくない。このような場合があります。
まとめ
犬を撫でても嬉しくなさそうな時の心理を5つ解説しました。
- 愛想よくした方がいいかもしれない…
- 好きなだけ撫でてくれていいよ
- 相手は弱者だからな…
- そこは嫌なんだけど…
- 今は構ってほしくない
撫でられて嬉しくなさそうな犬は、このようなことを考えていることがあります。
撫でることをスキンシップやコミュニケーションだと考えているのであれば、犬が撫でてほしいタイミング、撫でられて嬉しい時に撫でてあげましょう。