犬にとっての幸せとは?犬が幸せを感じている5つのこと
飼い主であれば「愛犬に幸せでいてほしい」と思うのは当然のこと。しかし、犬にとっての幸せを考えた時、ふと「犬にとっての幸せってなんだろう」と悩んでしまう人も多いでしょう。
まず、犬の『幸せ』には、犬が信頼し愛している飼い主や家族と一緒に過ごすことは大前提!
もともと仲間と群れで生活していた犬にとって、仲間はとても大切な存在です。コミュニケーションをとり、時にはお互いに身を守り愛情を注ぐ…。そんな生活を送ってきた犬にとって、仲間のような存在である家族との時間は幸せに欠かせない存在なのです。
ここでは、多くの犬が幸せを感じていることの中から、5つの代表的な『幸せ』をご紹介します!
1.大好きな人に触ってもらうこと
犬にとっての『幸せ』1つ目は、大好きな人とのスキンシップです。飼い主や家族はもちろん、愛犬が気に入っている友人などに触れられることも幸せの要素として入ります。
犬は触れ合うことでお互いにコミュニケーションをとったり、愛情を確かめ合ったりする動物です。大好きな人から触れられることは、それだけ「愛されている」と幸せを実感できる行為でもあるのです。
2.狩猟本能を満たせる遊びをしてもらうこと
犬と人間が共存していく上で、犬にある程度の制限を課される場面が発生します。犬の本能的行動である「吠える」「唸る」「噛む」といった行動は、一般的に問題行動として取り上げられますが、本来は犬にとって本能的行動の1つでもあります。
必要に応じて犬が問題行動をしないようしつけをしなければいけませんが、時には狩猟本能を満たせる別の遊びに誘うことで、ストレスを発散させたり欲求を満たしてあげたりすることが大切です。
例えば、おもちゃのロープを引っ張り合ったり、ボールを投げて取りに行かせる「キャッチ&リリース」などは代表的な本能を満たしてくれる遊びです。
3.散歩中に満足いくまで地面を嗅ぐこと
散歩中、愛犬が執拗に地面をクンクンと嗅いでいることはありませんか。飼い主は「何をしているのだろう」と不思議に思ったり、中には「早く先に進もう」と急かしたりする人もいるでしょう。
しかし、犬にとって臭いを嗅ぐ行為は多くの情報を収集する行為であり、好奇心を満たすストレス発散法でもあります。散歩の楽しみの1つでもあるため、散歩中に愛犬が満足するまで臭いを嗅がせてあげることは、犬の幸せにも直結します。
4.飼い主に思い切り褒めてもらうこと
トレーニングやしつけ、コマンド指示など、あらゆる場面で飼い主に「よくできたね!」「いい子ね!」と褒められる場面があると思います。この何気ない時間は、犬にとってとても嬉しい「幸せ」タイムの1つです。
犬は大好きな相手や信頼している相手に褒められること、あるいは喜んでもらうことが大好きです。飼い主や家族が自分がしたことで喜んでいる姿を見ると、一緒に幸せを感じてくれる感情豊かで愛情深い動物でもあります。
したがって愛犬が何かよいこと、あるいは上手にできたときは思い切り褒めてあげましょう。そうした機会がなかなか訪れない場合は、コマンド指示を日常に取り入れたり、新たなトレーニングに挑戦してみたりすると良いでしょう。
5.安心できる居場所でくつろぐこと
最後に犬にとっての幸せの大きな要素に、大好きな人と安心できる場所で過ごすことが含まれます。犬をはじめとした動物たちは本来警戒心が強く、ちょっとしたことに対して不安や恐怖を感じます。
そのため、食事をしたり睡眠をとったり、飼い主と楽しく過ごせる安心できる場所は、犬たちに『幸せ』を与えてくれる場所と言えるのです。
そのためには犬が過ごす室内の環境を整え、安心して過ごせる環境作りを意識することが大切です。外の音が聞こえにくい場所に寝床を設置してあげたり、怪我をしないよう安全策を講じてあげたりすることが求められます。
まとめ
いかがでしたか。犬にとっての『幸せ』は、細かくは犬によってそれぞれ異なります。今回紹介した5つのことは、多くの犬に当てはまる『幸せ』のほんの一握りです。この5つだけでも意識的に取り入れてみてください。