特徴や飼い方は?『頭が良い大型犬』ランキングトップ5
皆さんは『頭が良い犬種』と聞いて、どのような犬種を思い浮かべますか。今回は、賢いと言われている犬種の中から大型犬だけをピックアップし、ランキング形式でご紹介していきます。
それぞれの犬種の特徴や飼い方も解説していくので、参考にしてみてください。
第5位 ロットワイラー
ロットワイラーは、体力と賢さを兼ね備えた犬種として知られており、現在は警察犬や軍用犬、山岳救助犬として、世界中で活躍しています。犬の中でも最も古い犬種の1つと考えられており、歴史が長い犬であることもわかっています。
ロットワイラーは賢く忠誠心が高い犬種ですが、防衛本能が強く働きやすい犬種でもあります。そのため、飼い主以外の人に攻撃的な行動をとることもあり、幼い頃からコマンド指示(待てやおすわり)や噛み癖の改善、散歩中のリーダーウォークをきちんとしつけておく必要があります。
また、幼い頃から多くの人や犬と触れ合うことで社会性が育まれ、警戒心や防衛本能を和らげることができるため、なるべく多くの犬や人と触れ合う機会を設けると良いでしょう。
第4位 ラブラドール・レトリバー
日本でも人気の高い大型犬の1つであるラブラドールレトリバーは、賢い犬として有名ですよね。犬全体の中でも穏やかで優しい性格の子が多い傾向にあり、家庭的な犬として小さな子どもと一緒に暮らす犬も多いです。
比較的しつけもしやすく穏やかで優しい性格から、問題行動の少ない犬種ではありますが、飼い主として明確にルールを作りトレーニングすることは大切です。飼い主の指示を聞くように教えておかなければ、他の犬種と同様、手に負えなくなる恐れがあるからです。
また、ラブラドールレトリバーは食いしん坊な子が多い傾向があり、肥満になりやすい犬種としても知られています。きちんと食事の量を管理するだけでなく、毎日十分な運動をさせてあげることも必要です。
第3位 ドーベルマン
シェパードやロットワイラーなどを交配し、ドイツで優秀な護衛犬として生まれた犬種がドーベルマンです。賢い大型犬の血を交配したため、賢さだけでなく耐久力や体力、追跡能力、警護能力など、あらゆる能力に秀でた犬種となりました。
少々強面なドーベルマンですが、実は穏やかでフレンドリーで愛情深い性格の子が多い犬種でもあります。そのため、海外では家庭犬としても人気が高いです。
ただし家族を守ろうとする本能が働きやすいため、家族以外の人や犬に攻撃的な行動を見せることがあります。きちんと飛びかかったり吠えたりしないようしつけておくことが大切です。
また、とても体力のある犬なので毎日必ず2回、1回1時間以上の散歩が必要となります。十分な運動をさせていないと破壊行為などの問題行動につながる恐れがあります。
第2位 ゴールデン・レトリバー
日本でもラブラドール・レトリバーと並んで人気の高い大型犬といえば、ゴールデン・レトリバーです。基本的に性格的傾向や賢さなどは似ている部分が多い2つの犬種ですが、最近の研究によると、ゴールデンの方が知能が高い傾向にあると発表されました。
ラブラドールレトリバーと同様に賢さや愛情深さ、人懐っこさなど、家庭犬としてとても優秀な能力を持つゴールデンレトリバーは、さらに好奇心旺盛な一面を見せることも多いです。
好奇心からいたずらをする子も多く、やってはいけないことを「ダメ」としっかり教える必要があります。また、賢いがゆえに悪知恵を働かせることもあるため、きちんと飼い主との主従関係を明確にすることも大切です。
第1位 ジャーマン・シェパード
大型犬の中でも最も知能が高いと発表された犬種がジャーマン・シェパードです。世界中では警察犬の印象が強いシェパードですが、牧羊犬やショードッグとして活躍する犬も多く、様々な職業で活躍しています。
シェパードは忠誠心が強い上、勇敢な性格を持つ子が多いため、本能的に飼い主を守ろうとする行動に出ることがあります。幼い頃から多くの人や犬と触れ合わせたり、コマンド指示をしっかりトレーニングしておくことで、本来持っている穏やかさや甘えん坊な一面を見せてくれる犬になる子が多いです。
シェパードは体力、賢さ共に大型犬の中でもトップクラスの犬種です。そのため、きちんとあらゆる面でしつけを完了させなければ、飼い主の手に負えなくなる恐れがあります。
したがって、シェパードを飼うときはドッグスクールなどに通い、一緒にトレーニングをすることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。大型犬は全体的に賢い印象が強いですが、きちんとしつけをしなければ、体力も賢さも持っているため手に負えなくなってしまう恐れがあります。家族として迎え入れる際は、きちんとトレーニングを行い、主従関係を明確にさせながら信頼関係を構築していきましょう。