どうしても飼い続けられない…。ならば捨てないで助けを求めて!
通報・発見
がっしりした体格と黒×茶の美しい毛並みを持つロットヴァイラーという大型犬の親子3頭がある敷地に捨てられ、数カ月食べ物を与えているという人から保護依頼がありました。
ロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsが到着すると、さっそく親子3頭が門扉越しに集まってきました。少し吠えていますが、敵意は見えません。子犬はまだ小さ目で、見た目も幼いですね。
保護
職員の1人が中に入り、食べ物を見せて犬の注意をひいている間に、もう1人が敷地内に車をバックで入れました。犬たちは皆、おなかがすいていた様子。特に子犬は喜んですぐに飛びついてきました。
親犬たちも警戒を解いて近づいてきます。
もう夕方。冬のこの日、夜の気温は氷点下で荒れ模様との予報です。夜を待たずに3頭を保護できるでしょうか?
まずは子犬をつかまえました!布リードを嫌がりますが、車に積んだケージに抱え入れました。
子犬がつかまったのを見て、親犬たちは明らかに引いてしまいました。距離を置かれてしまいます。
「私たちは敵じゃないよ。遊ぼうよ。」とメッセージを送るように、楽しそうな雰囲気作りをしながら、犬の気を引きます。すると母犬はすっかりリラックスして、甘えてくれるようになりました。
すると、それを見た父犬も近づいてきます!見えますか?母犬は完全にひっくり返っておなかを見せているんですよ。その後ろに父犬です。
母犬の信頼のおかげで、怖がっていた父犬も再び寄ってきてくれました。
2頭とも何だかとても楽しくなっちゃったんですね。これはよかった。こうして2頭をほぼ同時に確保完了です。
ケージに入れるのに少してこずりましたが、無事にみんな車に乗りました。
ケア
病院ではまずシャワーから。
あの父犬、「スパルタクス」も、すっかり落ち着いています。「お座り!」「お手!」「おかわり!」とコマンドを出してみると、スパルタクスは次々と正確に反応してくれました。そんな訓練もしていたのに、元飼い主はなぜ、この親子を捨てたのでしょう…。してはいけないことをしてしまった、元飼い主です。
スパルタクスは、逆さまつ毛で目がシバシバしていました。後日、手術で治してもらいました。
それから
一時預かり施設で、ロットヴァイラー親子は、やさしい人たちに囲まれて、安心した暮らしを取り戻すことができました。みんな甘えん坊で遊び好きです!次に現れる里親さんは、捨てるなんてことはしないからね。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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