犬がポーズで表している気持ち
1.飼い主の真似をしたい
犬が飼い主と同じポーズをするのは、真似をしたいからです。
ストレッチや運動をしていると隣にやって来て、おじゃま虫をすることがありますよね。
仰向けに寝転がったり、おしりを高く上げたり、わざとじゃまをしているように感じられるかもしれません。
犬には常に飼い主と一緒に行動していたいという気持ちがあります。群れで暮らす動物が持つ習性のひとつです。
飼い主が何をしているのかは分からないけれど、何だか楽しそうだし、同じようなポーズをすると飼い主が笑ってくれるので、犬も嬉しくなってしまうのでしょう。
2.体を動かして遊びたい
犬がおしりを高く上げるポーズで唸り声を上げる時に表している気持ちは、「体を動かして遊びたい！」「一緒に遊んでほしい！」です。
ただ構ってほしいだけではなく、体を動かす遊びがしたいのです。
飼い主を遊びに誘いたい時、犬を遊びに誘いたい時によくするポーズです。
猫と暮らしているうちの愛犬たちは、猫に対してもポーズをして誘います。しかし、猫には理解してもらえません。
3.背中が痒い
犬が仰向けになって体をくねくねと動かすのは、背中が痒いからです。
「かゆいよ～！」と訴えているのです。背中周りの皮膚の健康チェックをしてみましょう。
犬の皮膚は白っぽく薄いピンク色をしています。少し赤く感じられる時は炎症が起きているかもしれません。
毛の根本に細かいフケが出ている場合は乾燥が原因かもしれません。
4.反省している
犬が仰向けになって動きを止めるのは「反省しています…」という気持ちを表現したいからです。
飼い主に叱られた時によく見せるポーズです。仰向けに寝転がったままジッとしています。
降参する時のポーズとも言われていますが、本当に反省している様子であればあまり叱らないであげてください。
「このポーズをすれば許してもらえるもん」と、飼い主を騙そうとしていることもあるので見極めが必要です。
5.何だろう…
犬が首をかしげるポーズをするのは、「あれは何だろうか？」「何を言っているんだろうか？」と、読み取ろうとしているからです。
どこからか音が聞こえてきた時、その音の正体が分からず、不思議に思っているのです。
飼い主から話しかけられた時、何を言っているのかが分からず、（ん？ん！？）と一生懸命聞き取ろう、読み取ろうとしているのです。
飼い主の言葉に首をかしげる時は、その言葉の意味や会話の内容までは分からない様子ですが、自分に向けて話しかけているということは分かっています。
6.退屈だな…
犬が飼い主の膝や腕に顎を乗せてくるポーズは、退屈な気持ちを表現しています。
「構ってほしいな」「撫でてほしいな」「まだ終わらないの？」と伝えているのです。
顎の乗せるポーズってかわいいですよね。
つい構ってあげたくなる飼い主の気持ちを分かってしているポーズなのかもしれません。
7. 何か気持ちが悪いんだよなぁ…
犬がおしりを床や地面にスリスリこすりつけるポーズをするのは、おしりに違和感があるからです。
不快感・痒み・痛みなどの可能性があります。「スクーティング」と呼ばれることのあるポーズです。
ほとんどの場合、肛門嚢に分泌物が溜まってしまっていることによる違和感です。
自力で排出することができない犬もいるため、月に1回程度「肛門絞り」というケアを行う必要があります。
トリマーさんや獣医さんにお願いしてもいいですし、飼い主がケアしてあげることも可能です。
- 頻繁におしりをスリスリする
- 肛門の周りの皮膚が赤くなっている
- 排便の時に痛がる
このような症状に注意してください。
分泌物が溜まると肛門嚢が破裂してしまう恐れがあります。
まとめ
犬がポーズで表している気持ちを7つ解説しました。
- 飼い主の真似をしたい
- 体を動かして遊びたい
- 背中が痒い
- 反省している
- 何だろう…
- 退屈だな…
- 何か気持ちが悪いんだよなぁ…
何となくするポーズ、飼い主に気持ちを伝えたくてするポーズ、病気のサインであるポーズなど様々にあります。
愛犬はどんなポーズをよく見せてくれていますか？
