1匹目はゲートの外で、2匹目はゲートの中で
1匹目発見
捨てられた犬の保護依頼がありました。ロスアンジェルスの保護団体Hope for Pawsがその現場に到着すると、黒っぽいその犬はすぐに見つかりました。1か月ほどここに居ついているそうです。
後ろのゲートから頭を出して吠えているのは、通報してくれた人の飼い犬。通報者はこの黒い子を自宅ゲートの中に入れて一時保護しようとしましたが、飼い犬たちがこの子を受け入れなかったそうです。縄張り意識が強い子たちなのでしょうね。
保護
黒い子は少し不安になって、口ごもりながら「ワフッ。」と言っています。あぁ、でもすぐに手から食べ物を受け取って、頭に触らせてくれましたよ。
犬の保護には、その子の性格を踏まえてその子に適したつかまえ方を選択しなければなりません。この子の場合は、食べ物に注目している間にサッと布リードをかけました。うまく行ってよかったです。
リードをつけられたら、何だかほっとしたみたい。カメラにも接近してリラックスした表情を見せてくれました。世話していた人たちはこの子を「チェスター」と呼んでいました。
2匹目発見
今日は保護のはしごです。ちょうどこの近所でもう1件、犬の保護依頼があったのです。
こちらのお宅では、もうすでに犬を自宅ゲートの中に入れて一時保護してくれていました。これは助かります!
保護
でもまだ警戒心を解いていない犬を、家の人が敷地の奥へ誘導してくれました。敷地内とはいえ広いので、逃げ回る犬をとらえるのは大変です。ついに塀と物置小屋のすき間に逃げ込んだ犬を両側からはさみうちして、つかまえることができました。
おびえて暴れ、咬むような仕草も見せる犬をタオルにくるんで抱き上げました。名前は「リトル・トニー」です。
ケア
病院に到着して、さっそくお風呂です!まずはチェスター。がんばれー!
そしてリトル・トニーも。この子はまず人が怖いので、その上にシャワーのダブル試練です。そのおびえきった心をやわらげたのは…
社交的なチェスターでした。フーン、フーンと鼻を鳴らしてリトル・トニーの気を引いています。これには人間の方が助けられましたね。ありがとうチェスター!
偶然同じ日にご近所で、同じように親切な家族に助けられて保護された2匹。サイズは違うけれど、色合いも似ているじゃないですか。
それから
数日たつと、リトル・トニーの緊張もやっとほぐれました。リトル・トニーはチェスターにシッポをブンブン振って甘えます。人に対する恐怖心もだいぶ克服しましたよ。
この2匹、里親さん絶賛募集中。怖がりなリトル・トニーはきっと、新しい家庭でもまたしばらくは緊張しっぱなしだと思うのです。その時、チェスターがそばにいてくれたら…。
できれば、2匹一緒に引き受けてくれる里親さんが、見つかりますように!
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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