30年間ショックで犬を遠ざけていた母
母には昔、大好きな愛犬がいました。一緒に遊んで、一緒に畑の野菜を収穫して一緒に食べて、一日中その愛犬と過ごしていたそうです。しかし突然、愛犬はフェラリアで亡くなってしまいました。
今は予防接種で防げる病気ですが、当時はまだフェラリアの予防接種がなくフェラリアで亡くなる子は少なくなかったそうです。
目の前から愛犬がいなくなってしまった母は、それ以来ショックで30年もの間犬を飼うことは勿論、ペットショップの犬も自然に遠ざけるようになっていきました。
空海との出会い
それから時が立って母はある時テレビで保護犬の事を知りました。元々、動物が大好きな母や私達は保護犬の現状を知ってすごく胸が痛みました。
保護犬の事をインターネットで調べていたら、あるブリーダーのサイトを見つけました。そこのサイトを見ていた母がこの子を家に迎えたいと言ったのです。
30年もの間ショックで犬を遠ざけていた母が迎えたい子がいると言った時、私達はびっくりしました。すぐにブリーダーの所に電話して私達はその子がいる場所に向かうことにしました。今から家族になる子がいる所に行くんだと思うと母や私達は凄く楽しみにしていました。
保護犬の現実
しかし現場は酷いところでした。小屋は汚れていて、ご飯も食べれずその子は自分のした便を食べて生きていたのです。あまりの酷さに母がブリーダーに直接問いただすと
- 便を食べて生きてるんだから大丈夫
- 問題ない簡単に育つ
とブリーダーは言ってきました。
私達はあまりの酷さ言葉を失いました。その話を聞いてすぐにこの子を動物病院へ連れていきました。獣医師からこの子は心臓が弱く長生きする可能性は引くいと診断されまずは栄養をつけましょうと言われました。
暮らしの始まり
家に帰ってから早速フードを試して見ましたが数粒しか食べず、便をする時も・キャインと鳴いて辛そうにしていました。部屋に出しても全く遊ばず、お散歩に行くのも怖がっていました。
これから先この子はどうなっていくのだろうか、元気になるだろうかと母や私達は当時は不安いっぱいでした。
家族になって6年たった今は大家族に
あの日から6年経ちましたその間に空海に仲間が増えました。空海はご飯もいっぱい食べ、お散歩も行きたがり、イタズラしたり部屋では大暴れして遊ぶようになりました。
空海は毎日、愉快な仲間と遊んでいます。空海は母や私達にとっても可愛い笑顔を見せてくれるようになりました。。犬から遠ざかっていた母も今では犬に囲まれ笑顔が絶えない生活を送っています。
空海と暮らして学んだ事
犬は本能で人を警戒します。特に保護犬は人間のせいで心に傷を負い警戒心増してしまうんです。犬達は心を開いてくれるまで時間がかかります。
その分信頼や絆も着実に結ばれていると私は思っています。大変だった時があるからこそ可愛いさが倍増すると空海との暮らしで学びました。
まとめ
保護犬は一緒に暮らすのが大変そうと言う声を多数聞いたことがありますが、そんなことはありません。ペットショップにいる犬達も皆同じ生き物です。
人間も犬も心を開くのには時間かかるのは当然だと保護犬を通して思いました。