公園に遺棄されていた犬
公園の柵に繋がれて
南オーストラリア州マノ・パラにある公園で、骨と皮ばかりのように痩せこけた犬が柵に繋がれているのが発見されました。
心無い誰かが、命の危険があるのを承知で放置して行ったのです。柵に繋がれ、移動することもできず、何が起きたのかわからないまま途方にくれていたことでしょう。
そのまま何時間も過ぎた後、守護天使が現れました!幸運にも、朝の散歩コースを歩いていたベンさんに発見されたのです。
ベンさんは、すぐさまRSPCA (英国王立動物虐待防止協会) 南オーストラリアに連絡し、痩せこけたその犬は無事に保護されました。
生後約9ヶ月のスタッフォードシャー・ブルテリアのミックス犬であることがわかり、ミッキー・マウス柄の首輪をしていたことにちなんで、「ディズニー」と名付けられました。
RSPCAのロンズデール施設や一時的な里親さんのもとで、手厚いケアを受けて体重も順調に増え (保護当時9.1kg、現在18.5kg)、回復していきました。
そして保護から8ヶ月後、発見して通報してくれたベンさんとディズニーは再会を果たすことになったのです。
一時的な里親さんのボウさんと一緒にやってきたディズニー。
いよいよベンさんとご対面です。
元気になったディズニーを見て満足そうに微笑むベンさん。
そして、もう1つサプライズがありました。
ロンズデールの施設でお世話をしてくれていたケイディーさんが、ディズニーに会いにきてくれたのです。
ディズニーもお友達に会えて嬉しそうですね。
繋がれたまま放置されて、命の危険もあったディズニーですが、ベンさんの素早い行動のおかげで今では幸せに暮らしています。
そして、こんなひどいことをした犯人は現在も捜査中です。
まとめ
ベンさんの素早い行動で救えた命。このようなことが起こらないことが1番ですが、万が一遭遇し自分が直接助けられなくても、保護施設等に連絡することで助かる命があります。
すぐに連絡できるように、近くの保護団体の名前や連絡先を控えておくとよさそうです。
助けてくださった皆さんに感謝するとともに、ディズニーが末長く幸せに暮らせますように!
ディズニーとベンさん、ケイディーさんの再会の様子はこちら。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA SA
RSPCA South Australia
▼ 公式サイトはこちら
https://www.rspcasa.org.au/