ガリガリの犬と通報者
通報・発見
カナダの保護団体ナイアガラSPCA に、やせた犬を発見したという人から保護依頼があり、職員が現場に急行しました。説明をしているこの人がその職員です。
彼が到着すると、そこには極度にやせ細った犬が通報者と共に待っていました。
やせ細った犬の態度を見て、職員は何かおかしいと感じました。その犬は通報者にとても親しげな態度を示しているのです。
性格的にとてもオープンな犬の場合、出会ったばかりの人にもなついてくる場合はありますが、この時、経験を積んだ職員には、何かピンと来るものがあったのです。
ナイアガラSPCAがこの犬のことを調査すると、情報提供をつのって3日後、「タレコミ」がありました。
案の定ある事実が浮かび上がりました。通報者自身が犬の所有者だったのです。飼い犬を適切に扱わず栄養失調の状態に放置して、最後に発見者をよそおって犬を引き渡そうとしたのでした。
所有者のネグレクト行為は罪になります。
犬は
で、犬はどうなるのでしょう?
そしてこのやさしそうな表情のお方はどなた?そう、この黒犬の里親さん!シェルターに犬を見に行った帰り際にこの犬と目があって、一緒に遊んで、すっかり心を奪われたそうです。
今、犬は「オート」という名前をもらって、この人、ダリルの家族の一員として暮らしてます。
その後
元所有者には裁判の結果、ネグレクトなどの罪で次の判決がくだりました。
1. 保護団体に費用として9万円程度を支払うこと。
2. 今後15年間、ペットの飼育禁止。
動物好きにとっては「軽すぎない?」という印象でしょうか?これを機に行いを正してほしいですね。
動画を見ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Animal Emergency Service