1.シベリアンハスキー
様々な目の色を持つシベリアンハスキー。「青」「黒」「茶」があります。
目の色が青いという印象が強いですが、左右の目の色が違う「オッドアイ」を持つシベリアンハスキーもいます。
また、毛の色は「黒と白」の印象が強いですが、他にもあります。「銀と白」「赤と白」です。
シベリアンハスキーは、目の色や毛の色によって印象が変わるという特徴があります。
優しい印象を受ける犬もいますし、オオカミのようなワイルドな印象を受ける犬もいます。
体も大きいですし、ちょっぴり怖い印象を持ってしまう人もいるのではないでしょうか。
シベリアンハスキーは見た目の印象とは違い、フレンドリーで甘えん坊な性格が魅力のひとつです。
2. オーストラリアンシェパード
オーストラリアンシェパードの目は「ゴーストアイと呼ばれています。様々な目の色を持っているためです。
「青」「黒」「茶」が基本的に多く、稀に「オッドアイ」を持つ犬もいます。何色と表現することが難しい目の色を持つ犬もいるようです。
オーストラリアンシェパードは、目の色よりも毛の色の方が注目されやすいです。
「ブルーマール」「ブラック」「レッドマール」「レッド」が基本で、白斑を持つ犬と持たない犬、タンポイントを持つ犬と持たない犬がいます。
「頭部の白斑(ホワイト)が優勢であってはならない」、「目の周りは色素で完全で囲われている」、「マールは加齢によって色が濃くなる」などの特徴があります。
ずっと昔から外貌を賞賛されてきたオーストラリアンシェパードは、人の目を惹く見た目を維持しようとされてきたようです。
3.ダルメシアン
ダルメシアンにも青い目を持つ犬がいます。
しかし、青い目を持つダルメシアンには遺伝的な難聴が起こる可能性が高いとされています。
もともとダルメシアンは遺伝性難聴になりやすい犬種であり、自己劣性遺伝子が原因であるとされています。その遺伝子は目の色にも影響を与えることがあるのです。
ダルメシアンの3割が片耳もしくは両耳に難聴を抱えていると考えられています。
しかし、さらに青い目を持つダルメシアンは他の目の色を持つダルメシアンと比べて、難聴である可能性が高いのだそうです。
青い目の犬が生まれる可能性のある犬種
- ボーダーコリー
- ミニチュアダックスフンド
- シーズー
- グレートデン
- ドーベルマン
- パピヨン
このような犬種にも青い目を持つ犬が生まれることがあります。かなり稀なケースです。
これは、青い目の犬が生まれるようなブリーディング方法を行っているからであるとされています。
青い目を持つ犬を目にした時、その美しさに思わず惹かれてしまうかもしれません。
しかし、その背景にある事情も考えなければならないのではないでしょうか。
犬の目の色が青くなる理由
目には虹彩(こうさい)という部分があり、角膜と水晶体の間にある薄い膜のことを言います。
シベリアンハスキーやオーストラリアンシェパード、ダルメシアンの目が青いのは光彩にメラニン色素がない、もしくは極端に少ないためです。
目が青い犬が気を付けたいこと
メラニン色素が少ないため、紫外線の影響を受けやすくなります。犬用のサングラスを着用する、日差しや紫外線のない早朝や夜間にお散歩をするなど対応が必要です。
目が青い犬が気を付けたい病気
- 内臓の奇形
- 聴覚障害
- 視覚障害
このような病気が起きやすい傾向にあるとされています。
子犬の頃に異常が見られることはなかったけれど、成長するにつれて症状が現れるようになったということがあるようです。
眼が青くなるのは遺伝子の問題といわれており、18番染色体にあるALX4遺伝子の近くで生じた遺伝子の変異が原因ではないかといわれています。(参考:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/)
このような変異は外観から見つけるのは難しく、ブリーダーやペットショップの店員、獣医師でも発見が難しく、今の段階では何らかの症状が起こって初めて気づくことがほとんどでしょう。
研究や検査の進歩、発達に期待したいと思います。
まとめ
青い目を持つ3犬種を解説しました。
- シベリアンハスキー
- オーストラリアンシェパード
- ダルメシアン
神秘的で美しい青い目を持つ犬には、健康上の問題が起こりやすいという特徴があるようです。
健康維持やケアについて十分に考える必要があります。