1.愛犬を甘やかしがち
愛犬を太らせてしまう飼い主さんの多くに見られる特徴が、愛犬のことをとても可愛がっているということです。
可愛がることはとても大切なことですが、可愛さのあまり愛犬の希望や要求をきき過ぎて甘やかしてしまうことは、犬にとって決して良いこととは言えません。
愛犬の喜ぶ顔が見たくて、自分の食事やおやつをおすそわけしたり、食事量を増やしたりしてしまうとそれが日常となって肥満につながってしまいます。
愛犬のことを本当に大切に思うのであれば、要求に応えるばかりではなく、我慢させることも必要です。
その上で、食事内容や回数などを調整することで、愛犬の満足感を高めるなどの工夫をするといいでしょう。
2.心配性
心配性な飼い主さんは、愛犬の様子をよく見ているため、ちょっとした変化や体調不良などにも気が付きやすい傾向があります。
そのため、ストレスケアや健康チェックがしっかりとできていることが多く見られます。
しっかりと愛犬の様子が見れることは素晴らしいことですが、それが過度になってしまうと犬に悪影響を及ぼすことがあるので注意しましょう。
犬が偏食気味であまりにも食べないとついつい心配になってしまいます。
そのため、愛犬が喜んで食べるものをあれこれトッピングしたり、味付けやカロリーの点でより嗜好性の高いものを与えたりしてしまいがちです。
そのようなことが積み重なることで摂取カロリーが多くなってしまい、愛犬を意図せず太らせてしまうことがあるのです。
3.出不精、運動が苦手
犬の健康にとって大切なことに、食事と運動があります。そのひとつである運動に大きな影響を与えるのが、散歩だと思います。
飼い主さん自体が外に出ることが好きではなかったり、運動が苦手だったりすると、犬も同様の生活になることがあります。
飼い主さんの忙しさ、気分や天気によって散歩に行くことが左右されてしまいます。
もちろん、ほんのたまに散歩をさぼることは、そんなに大きな問題ではありません。
しかしそれが長年の生活で積み重なってしまうと、愛犬の運動量が少なくなり、徐々に太っていってしまう可能性も。
特に、上記したように偏食気味で日常的に摂取カロリーがオーバーしがちな犬の場合、摂取カロリーが多いのに消費カロリーが少なくなるため、より太りやすくなってしまうので注意が必要です。
こうした犬の場合、日常の積み重ねで太ってしまっているだけで、特別なことをしているわけではないため、なぜ太るのか飼い主さんが悩んでしまうこともあります。
まとめ
犬にとっても人間にとっても、肥満は良いものではありません。
肥満はさまざまな疾病の要因になるとされていて、最悪の場合死に至るような重大な病気につながってしまう可能性もあります。
また、体重が増すことで足腰の関節に負担がかかり、さらに運動がしにくくなることも少なくありません。
肥満を防ぐために大切なことは、日々の食生活や体重管理をしっかりと行うことです。
当たり前のことではありますが、それができずに愛犬を太らせてしまうという飼い主さんも多くいます。
まずは、愛犬にとって本当に適している食事量や食事内容を知ることからスタートし、1ヶ月に1度は体重を測ったり、体を触って肉付きを確認したりすることを習慣化していきましょう。