突然の孤独から不安をかかえて
通報・発見
トレーラーハウスに犬と一緒に住んでいた男性が、犬を置いて姿を消してしまいました。それ以来、犬はトレーラーから離れず飼い主を待っています。気づいた人が保護団体Hope for Paws(ホープ・フォー・ポーズ)に保護依頼しました。
トレーラーの下にさっそく犬を発見。でも少し近づいただけでもう警戒して立ち去ってしまいました。このような場合はケージトラップの出番です。まわりに食べ物をまいて人は離れて観察。
フェンス越しの遠目でよく見えませんが、犬はケージに入りました!
最初は驚いて暴れていましたが、かけ寄ると案外落ち着いています。吠えたりうなったりもしませんね。犬はその後、一時預かり施設で「クラウス」という名前をもらいます。
ここで働いている従業員たちも協力してくれて犬を無事フェンスの外へ出しました。
ね、クラウスは案外と落ちついているでしょう?
ケア
病院に到着。おとなしくて人の手も受け入れてくれるのですが、まだ緊張感が伝わってきます。不安は当然ですよね。
信頼していた仲間であり、リーダーであった飼い主が突然消えてしまって、つかまってヘンなにおいのする場所に連れ込まれて…。もう少しリラックスできるように、まずはやさしくなでてコミュニケーションをはかりました。
シャワーもじっとがまんの子でありました。
布リードで誘導されて、院内を恐るおそる移動、けなげです。
突然、他の犬にあいさつされちゃったりして。
これはもう後日かな?去勢手術を受けたようです。
それから
名前をつけてくれた一時預かり施設で、クラウスは再社会化のトレーニング中。もうずいぶん人に接する戸惑いが減ってきました。
女性に甘えようとする仕草も見えます。よかったねクラウス。きっと新しい里親さんに巡り合うよ。その人は君を置いて突然消えたりしないからね。クラウスの動画をご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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