毛並はきれいに、表情は豊かに!
発見・保護
この子は「ウィニー」。床に寝転んだ飼い主さんの太鼓腹(たいこばら)の上でくつろぐ様子と、それを愛おしそう~に見つめるお父さんの表情は、幸せを絵に描いたよう。
でもウィニーには、つらい過去があるのです。
動物愛護団体PETAは、地域ごとに職員が巡回して、動物たちが虐待されていないか監視しています。
職員がある家で発見した時ウィニーはフェンスの中にずっと閉じ込められ、食べ物と水を与えられるだけで放置されていました。ネグレクトのケースです。
ウィニーの体毛は汚れ切ってベタベタのフェルト状。その上皮膚がただれ脱毛していました。背中から腰にかけて灰色っぽく見える部分は特に皮膚の状態が悪く、脱毛しています。
ケア
交渉の末、PETAは飼い主からウィニーの所有権を譲り受けました。すぐに治療を始めます。
ウィニーの毛刈りを担当したトリマーが証言します。
トリマー:「体毛の手入れをせずにベタベタな状態になると湿疹や皮膚感染などの皮膚疾患だけでなく、たとえば骨折などのケガが発見されにくくなったりもします。
そして体毛管理をしないと、体の不調だけでなく、犬の精神衛生にも影響を及ぼすんです。
体を洗ってきれいになりました。
最初は内向的だったウィニーは、体がさっぱりすると遊び好きな性格が表に出てきました!身軽になって、その場に居合わせた子と遊びます。
その後
動画でここから先は、里親さん宅で幸せいっぱいなウィニーの姿があふれます。体格も似ている先住犬とはおおはしゃぎ。里親さんの足元でウィニーはまるでダンスのような軽やかな足取りです。
幸い皮膚の状態はよくなり、重大な健康問題もなく幸せに暮らすウィニー。うん、よかった!
動画を観ることは保護活動支援につながります。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)