犬の飼い主が絶対にやるべきこと
1.犬と暮らせる家と環境を用意すること
持ち家の「一軒家」だからと安心してはいけません。ペット可の集合住宅だからと安心してもいけません。
犬が安心して暮らせる環境であることが大事です。周辺の人々が安心して暮らせる環境であることが大事です。
犬を飼うことに対して、誰からも文句を言われることのない持ち家の一軒家かもしれません。
しかし、はたして犬が安全に安心して暮らせる環境を完璧に用意できたといえるでしょうか。
周りからの騒音や刺激は多くありませんか?犬が暮らしにくい動線や材質になっていませんか?
また、ペット可の「集合住宅」であっても、それぞれに決められたルールがあります。
そのルールにきちんと従って愛犬と共に心地よく暮らすことができるでしょうか。
集合住宅では、飼い主のちょっとしたマナーの悪さが犬への評判を悪くしてしまうことがあります。
飼い主として、周辺の住宅・住民・環境への配慮を忘れてはなりません。それが犬と暮らせる家と環境を用意するということです。
「犬を飼って後悔した」ということを無くすために絶対にやるべきことです。
2.体力と健康を維持すること
犬の平均寿命は13年です。予防医療が発達したことで、最近の犬は本当に長生きです。
13歳では見た目も若いですし、とても高齢には見えません。15歳~18歳で元気にお散歩する犬もたくさんいます。
愛犬が健康に長生きするためには、飼い主の体力と健康も維持し続けなければなりません。
体力が落ちたからといって、愛犬のお散歩を疎かにすることはできません。中型犬や大型犬であれば、老犬になった時の介助や介護も満足にできません。
病気で入退院を繰り返したり、施設で暮らしたりしなければならなくなった時、愛犬は誰がお世話をするのでしょうか。
自宅に放置され、命が終えるのを待たなければならないのでしょうか。
愛犬も飼い主も、年1回程度の「健康診断」を受けましょう。暴飲暴食をやめ、食事の改善や適度な運動を始めてみましょう。
愛犬を飼い主のいない犬にしないために、絶対にやるべきことです。
3.必要なしつけを徹底すること
犬の性格や個性によって必要なしつけには違いがあります。
愛犬に必要なしつけを徹底して行うことができなければなりません。「待て」「放せ」「止まれ」は、時に愛犬の命を守ります。できなければ失うことにもなるでしょう。
子犬の頃、「お手」や「お座り」から始めがちですが、全然後回しで構わない芸です。
まずは愛犬の安全と命に関わるしつけから始めてください。お手やお座りができるとお利口さんですが、できなくても命に関わることはありません。
大事な愛犬が、犠牲者にも被害者にも加害者にもならないために、絶対にやるべきことです。
犬の飼い主になる前に絶対にやるべきこと
家族全員が犬を飼うことに合意すること
主に犬のお世話をする飼い主がいる場合でも、一緒に暮らす家族全員が犬を飼うことに合意できなければなりません。
一人でも反対する人や不安を感じる人がいる場合、まだ犬を飼える状況にないと判断するべきです。
「犬を飼うことに猛反対だった父親が、今では愛犬にベタ惚れ♡」なんて話題になることもありますが、よい結果ばかりではありません。
家族の中に一人でも犬をよく思わない人がいると、犬にだってその気持ちが伝わってしまいます。
家族の合意が得られない時は、保護団体の譲渡会に参加してみたり、トライアル(犬と暮らせるかどうかを判断する期間)を設けたりなど対応してみてください。
家族全員の動物アレルギーの有無を検査すること
家族の動物アレルギーが発覚し、愛犬を手放したい…なんてことがよくあります。
室内犬だった犬が外に出され、可愛がられていない様子を目にすることがあります。絶対にあってはなりません。
犬と暮らすようになった後、赤ちゃんが生まれることがありますね。
その子が動物アレルギーだったら…ということも考えて犬を飼うべきです。
まとめ
犬の飼い主が絶対にやるべきことを3つ解説しました。
- 犬と暮らせる家と環境を用意すること
- 体力と健康を維持すること
- 必要なしつけを徹底すること
残念ながら不幸な犬は絶えずいます。愛犬を不幸な犬にしてしまわないための飼い主としてやるべきことがあります。
できていないと感じるのであれば、今すぐできることから始めてください。