飢えと乾き
通報・発見
ギリシャ・クレタ島で、3匹の犬がいっぺんに棄てられていました。「マイキー」と呼ばれるこの子の骨と皮にやせ衰えた姿は、目を覆いたくなるような酷い状態です。
10歳を超えていると思われるマイキー、まだ立っていられるのが不思議なほどです。保護施設タキス・シェルターに保護されることになりました。
そしてこの子「チッピー」と3匹目の黒犬「ジョシュ」は、人間を恐れていたのかもしれません。近づいていった時、本当は走って逃げたいけれどその体力がなく、うずくまったままだったよう。
3匹とも極度の飢えと脱水症状に見舞われていました。
ケア
シェルターに連れてきて、水と食べ物を与えます。シェルター代表のタキスさんがつまんでいるのはマイキーの首すじではありません。肋骨の下のおなかの部分ですよ。
タキスさん:「この子は骨だけという感じです。」
こちら、若いチッピーとジョシュは心を閉ざしています。ボウルを近づけると怖がってついには2匹とも椅子の下にもぐってしまいました。
しばらくして、やっと食べ物に口をつけてくれました。
久しぶりにしっかり食べた後、ぐっすり。消化にも体力がいりますからね。安らかな眠りはいつぶりでしょうか。
真ん中の小さ目の茶色い子は先住犬。すっかりこのトリオになじんでいます。(笑)
その後
若い2匹はシェルターの暮らしに溶け込んで、元気に遊ぶまでになりました。そして、ジョシュとチッピーそれぞれにオランダと英国の里親さんに引き取られたのです!
そして激やせしていたマイキーは、動画作成の時点でまだシェルターで暮らしていますが、その体は見違えるほどになりました。
まだ少し痩せていますが肉づきがよくなり、骨のゴツゴツ感が劇的になくなっています。タキスさんのベッドがお気に入りで一緒に寝ているんだそうですよ!シニアライフを満喫中です。よかったぁ。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter