犬がいる家庭で絶対に置いてはいけない『NGなもの』8選

犬がいる家庭で絶対に置いてはいけない『NGなもの』8選

犬と一緒に暮らしているご家庭では、犬が誤飲したり怪我をしないよう置かれているものには細心の注意を払わなければいけません。今回は犬がいるご家庭で絶対においてはいけないNGなものを紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

犬がいる家庭で絶対に置いてはいけない『NGなもの』8選

ngを出す獣医さん

今回は犬がいるご家庭で絶対においてはいけないNGなものをご紹介します。以下で紹介しているものは、できる限り犬の目の届かない場所に隠しておいてください。

1.口にすっぽり入るようなおもちゃや雑貨

犬の口にすっぽりと入ってしまうようなおもちゃや雑貨はたくさんあります。こうしたおもちゃや雑貨は、犬が興味を持って遊んでいる最中に、そのまま飲み込んでしまう恐れがあるためNGです。

飲み込んでしまうと、ものによっては体内で健康に悪影響をもたらしたり、体内に入る前に喉元に詰まってしまい窒息原因になることがあります。

2.薬

落ちている薬を見つめる犬

飼い主が常用している薬などは、愛犬の目の届かない場所に隠しておきましょう。また、落としてしまった薬などは、すべてその場で拾い集め処分してください。

薬はとても小さいので、犬でも簡単に飲み込める大きさです。そのため、誤って飲み込んでしまい、薬の作用が犬に危険な症状をもたらす恐れがあります。また、犬の目の前で薬を飲まないようにしましょう。犬が興味を持つきっかけになります。

3.殺虫剤

ご家庭によって様々ですが、多くのご家庭でゴキブリなどを駆除する殺虫剤があると思います。こうした殺虫剤は、犬が勝手に開けられないような扉の中などにしまっておきましょう。

もしも犬が見つけて噴射口を舐めるなどしてしまうと、体調不良を引き起こしたり、皮膚に付着すると炎症を引き起こしたりする危険性があるからです。成分によっては重篤な症状を引き起こす危険性もあるので、犬が届かない場所に保管してください。

4.タバコ

タバコの吸い殻を見る犬

喫煙家の飼い主さんは、タバコの吸い殻などをそのまま放置するのはやめましょう。犬は「飼い主が吸っていた」というだけで興味を持ってしまうことがあります。

多くの犬はタバコの匂いを苦手としているため、自ら近づくことは少ないのですが、好奇心旺盛な犬やまだ何も知らない子犬などは、自らタバコへ近づき誤飲してしまう危険性があります。

犬がタバコのニコチンを吸収してしまうと、様々な症状が見られます。最悪の場合、呼吸困難や昏睡状態に陥るといった重篤な症状を引き起こす恐れがあるので気をつけてください。

5.電池

犬にとっては落ちている電池もおもちゃになり得るため危険です。特にボタン電池は飲み込める大きさなので、絶対に犬が過ごすスペースでは放置しないようにしてください。

使用中の電池をいたずらしてしまうと感電してしまう恐れもありますし、ボタン電池を誤飲することで消化管に成分が流れ出て穴を開けてしまう危険性があります。

6.保冷剤

保冷剤

ご家庭で使うことも多い保冷剤ですが、こちらも犬の手が届く場所に放置するのは厳禁です。柔らかい手触りに犬が興味を示し、袋を破って中のジェルを出してしまう恐れがあります。

暑い夏には保冷剤を犬に渡す飼い主さんもいますが、退屈しのぎに甘噛みしてしまい、袋を破ってしまう危険性があります。保冷剤ではなく他のものを渡したり、保冷剤を丈夫な布袋などに入れて渡すようにしてください。

7.使い捨てカイロ

冬に大活躍する使い捨てカイロは、そのまま放置してしまうとこちらも犬が興味を示し、袋を破って中身を出してしまう危険性があります。

未使用のカイロの場合、中身が発熱する危険性があり、それらを舐めてしまうと口の中が火傷を負いただれてしまうといった怪我にもつながります。これから大活躍する季節なので、特に注意しましょう。

8.お酒

多くの飼い主さんがご存知だと思いますが、お酒も要注意です。床にお酒をこぼしてしまった時などは、急いで拭き取ってください。犬が舐めとってしまう危険性があります。

犬はアルコールを分解することが苦手で、急性アルコール中毒を起こしてしまう恐れがあります。そのため、30分ほどでふらつきやめまい、嘔吐、意識障害、呼吸困難といった症状が現れます。命に関わる危険性もあるため、早急に動物病院へ連れて行きましょう。

まとめ

室内でくつろぐ犬

いかがでしたでしょうか。犬がいるご家庭では、犬が興味を示すことで危険性のあるものをできる限り排除する必要があります。または、犬の手の届かないところに隠して対処するようにしてください。

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