散歩中の犬のガン見やチラ見の心理はいろいろ
愛犬が散歩中にじっと見つめてきたり、チラチラ見てきたりすると、愛しくてたまらなくなりますよね。そして時には「ん？何か気になるのかな？」と、思うこともあるのではないでしょうか。
実は、犬が散歩中に飼い主さんを見てくるときの心理はひとつではありません。そう言われると、散歩中の愛犬は一体どんな心理から自分を見てくるのか、気になりませんか？そこで今回は、犬が「散歩中に見てくる」時の心理をご紹介していきたいと思います。
犬が「散歩中に見てくる」時の心理は？
1.飼い主の意思を確認したい
散歩が好きな犬は、その時間がくるのを楽しみに待っています。いよいよ散歩の時間がやってくると、外へ出た瞬間からうれしくてダッシュしたり、好きな方向へグイグイ進んで行ったりしてしまう犬もいるでしょう。
しかし、飼い主さんのしつけによって「散歩は飼い主さんについて行くもの」と理解している犬は、はやる気持ちを抑えて飼い主さんの横につき、飼い主さんの決めた方向に進んで行きます。
そして時折「真っ直ぐ行こうとしているのかな？それとも曲がろうとしているのかな？」「このまま進んでいいのかな？」と思った時に、飼い主さんの意思を確認するために見てくることがあります。
2.訴えたいことがある
散歩をしていて「疲れた」「喉が渇いた」「抱っこしてほしい」「体調が悪い」「もう帰りたい」「あっちへ行ってみたい」と思っても、犬はそれを言葉で伝えることができません。
ではどうするかというと、飼い主さんを見て目で訴えます。それでも訴えに気づいてもらえない場合は、立ち止まったり座り込んだりすることも。
飼い主さんなら、愛犬が何かを訴えている時の目や様子が何となく分かるはずです。散歩中に愛犬が何かを訴えていると感じたら、その場の状況や愛犬の様子をよく観察して、何を訴えているのか見極めてあげましょう。
そして疲れているようなら少し休憩をする、喉が渇いているようならお水を飲ませる、体調が悪いようなら引き返すなどの対処をしましょう。
3.飼い主の存在を確認したい
軽快に散歩を楽しんでいる様子の愛犬がチラチラ飼い主さんを見てくる時は、飼い主さんの存在を確認していると思われます。
どんどん前へ進むことや、におい嗅ぎに夢中になっていた愛犬がハッとしたように飼い主さんを見て「そばにいるよね？」と、確認するパターンもあるでしょう。
どちらのパターンも、散歩を楽しみながらも飼い主さんがいなくなっていないか気にしているのです。
4.うれしい気持ちを伝えたい
散歩中の愛犬が口元を緩めて笑顔のような表情で見てくるのなら「一緒に散歩できてうれしい」という気持ちを飼い主さんに伝えたいのかもしれません。
愛犬が笑顔で見てきたら、にっこり微笑み返したり「うれしいね」と声をかけたりしてあげましょう。愛犬は飼い主さんと気持ちを共有できていることに喜びを感じ、さらにうれしい気持ちになるでしょう。
5.「いつもと違う」と思っている
犬は、飼い主さんの歩くペースがいつもより遅かったり速かったりする時や、いつもと違う散歩コースを歩いている時などに「いつもと違うけど？」と、戸惑い気味に飼い主さんを見ることもあります。
この場合は少し不安になっているかもしれないので、歩くペースをいつも通りにしたり「大丈夫だよ」と声をかけてあげたりすると安心するでしょう。
まとめ
今回は、犬が散歩中に見てくる時の心理を5つご紹介しました。愛犬が散歩中に見てくる時は、ご紹介したような心理が隠されているのかもしれません。
ぜひ、愛犬の様子や表情をよく観察してその心理を読み取り、必要であれば対処や対応をしてあげましょう。そうすることで愛犬にとって散歩の時間がより楽しく充実したものとなり、また愛犬との信頼関係もより深まるでしょう。
