犬が拗ねてしまう原因とは?
犬が拗ねてしまう原因の多くに、飼い主さんが関わっています。それは犬の生活のほとんどが飼い主さんに委ねられているからです。
特に人とのコミュニケーションを好む犬の場合は、飼い主さんにかまってもらえないことが続いたり、長時間の留守番が常態化していたりすると拗ねてしまうことが考えられます。
また、必要以上に叱られたり、厳しいしつけを強いられていたりする場合にも拗ねてしまったりどうしたらいいのかわからなくなってしまったりすることもあります。
また、自分が望む通りにならない場合や、散歩などに行けない場合にも不満やストレスを溜めて、拗ねてしまうことも。
ただし、自分の要求が通らないからと拗ねている場合は、相手をせずに放っておくことも必要です。
拗ねた様子を見せたからと言ってすべて要求に従ってしまうと、どんどんわがままになってしまうので注意しましょう。
仕草1.無視、呼ばれても反応しない
犬が拗ねてしまっている時、飼い主さんから呼ばれているのに気が付いているにもかかわらず反応せず無視をするような態度を取ることがあります。
飼い主さんにかまってもらいたかったときに無視されてしまったり、寂しい思いをしてしまったりすることが続くと、諦めの気持ちから飼い主さんを無視することがあるのです。
普段なら名前を呼ぶと喜んで走って来る犬が、チラッと目線だけ送ってすぐにそらしたり、明らかに聞こえているのに頑なに振り向かない時などは、何らかの意思を持ってそのような態度を取っていると考えていいでしょう。
仕草2.飼い主さんをジッと見つめる
飼い主さんにかまって欲しいと思っていたり、やることがなくて退屈だと感じていたりすると、飼い主さんの様子をジッと見つめていることがあります。
特に、なかなか相手をしてもらえずに拗ねている時は、「いつかまってくれるんだろう」「どうせ遊んでくれないんだろうな…」といったあきらめの気持ちも抱えているので、その場を動かずにつまらなそうな顔をして飼い主さんのことを見つめることがあります。
また、家族がわいわいと楽しそうに過ごしている時などに、少し遠くで伏せてジッと見つめている時は拗ねている可能性が高いので、声をかけたり仲間に入れたりしてあげてくださいね。
仕草3.いたずらや仮病
飼い主さんにかまって欲しくて拗ねている時、いつもならしないようないたずらをして飼い主さんの注目を集めようとすることがあります。
叱られてでもいいからかまって欲しい、という気持ちで、わざと飼い主さんが困るような行動をするのです。
また、いたずらだけでなく、姿を隠して飼い主さんの気を引いたり、心配してもらうために仮病を使うこともあります。
過去に病気や怪我で飼い主さんに優しくしてもらった経験があるために、心配して欲しくておやつやご飯を出されても食べなかったり、散歩に行きたがらなかったりすることがあるのです。
仮病については見極めがむずかしいと思いますので、念のため動物病院で確認をしてもらった上で、異常がなければ必要以上にかまうようなことはせず、いつも通りの態度で接するようにしましょう。
まとめ
犬が拗ねた様子を見せる時、その多くは飼い主さんにかまってもらえない寂しさが関係しています。
犬は飼い主さんのことが大好きなので、スキンシップやコミュニケーションが不足すると、ストレスを溜めたり拗ねてしまったりします。
そのような様子が見られたら、日頃の愛犬との関わりや接し方を見直してみてください。
ただし、拗ねているからといってすべて愛犬の思うままにしてあげるとわがままになってしまうことがあるので、バランスを考えて関わっていきましょう。