犬の体臭が気になる…主な原因は何?
愛犬を何気なくクンクンと嗅いでみたら、体臭が気になったという経験を持つ飼い主さんは多いはずです。犬の体臭は、主に5つの臭いが原因となっています。
- 汗腺
- 口臭
- 便臭
- 肛門の臭い
- 耳の臭い
これらをできる限り対策することで、少しですが犬の体臭を緩和してあげることができます。
犬の体臭を消すにはどうすればいい?5つの改善方法を紹介
では、具体的に犬の体臭を消すにはどうするべきなのでしょうか。日頃からご家庭でできるケアをご紹介するので、ぜひ意識的に取り入れてみてください。
1.必ず毎日歯磨きをする
犬の体臭の大きな要因となっている臭いに口臭が挙げられます。毎日歯磨きをしなければ、汚れが歯に付着したままになってしまいやがて歯石が付着したり、歯周病が起こります。歯石は細菌の塊ともいえるので、そこから口臭が発生します。
口臭が発生している場合、そのまま放置していると歯肉炎や歯周病が進行していく恐れもあるため、重症化しないうちにしっかりケアをし、細菌の繁殖原因となる要素を取り除く必要があります。
2.月1〜2回を目安にシャンプーする
シャンプーは適切な頻度を守って行うことが大切です。やり過ぎても放置し過ぎても良くありません。
一般的に犬のシャンプーは月に1〜2回を目安にすると良いとされています。犬種によって頻度が異なるので、かかりつけの動物病院で相談したり、愛犬の皮膚の状態を観察してシャンプーの頻度を決めましょう。
シャンプーを適切な頻度で行うことで皮膚の健康状態を保つことができ、犬の体臭緩和につながります。
3.臭いが気になったらシャンプータオルなどで拭く
シャンプーを適切な頻度で行っていても、生活しているうちに体臭が気になってしまうことはよくありますよね。その場合は、さらにシャンプーの頻度を増やすのではなく、シャンプータオルなどを活用しましょう。
最近は、犬の体を清潔に保つために使われるウェットタオルが販売されています。このようなウェットタオルを使って優しく体を拭いてあげるだけでも、皮膚を清潔な状態に保つことができます。
4.定期的に濡らした布などで耳垢を拭き取る
犬の体臭の原因の1つとして、耳の臭いも挙げられます。忘れられがちな箇所ではありますが、耳にこびりついた耳垢を拭き取ることでも体臭を緩和することができます。
特に垂れ耳の犬は耳垢がたまりやすいので、定期的に軽く濡らした柔らかい布などで優しく耳の外側を拭いてあげてください。奥まで拭こうとすると耳を傷つけてしまう恐れがあるため、あくまで耳の外側を拭いてあげましょう。
5.年齢に合ったバランスの良い食事を意識する
体臭の大きな原因として、体内で上手く消化することができず、胃腸に負担をかけてしまっていることが挙げられます。
特に年齢を重ねると、今まで食べていたドッグフードが重くなったり、必要な栄養バランスに変化が生じたりすることがあります。年齢に合ったバランスの良い食事を意識し、消化器に負担をかけないことも体臭緩和につながります。
また、食べ過ぎて肥満傾向にある犬も体臭がひどくなる傾向にあるため、ごはんの与えすぎも禁物です。
あまりにも違和感がある場合は病気の可能性も
上記で紹介した犬の体臭を改善する方法を徹底的に行っても体臭が緩和されない場合は、すでに体臭の原因が病気に移行してしまっている可能性があります。
- 歯周病
- 外耳炎
- 肛門嚢炎
- 消化器系の病気
このような病気を発症していると、日常の生活習慣では改善できないような体臭を発生することがあるため、違和感を覚えたら一度、かかりつけの動物病院で検査してもらいましょう。
特に歯周病や外耳炎は患う犬が多いため、症状を放置せずになるべく早めに治療を開始してください。放置してしまうと、他の病気と合併症を引き起こす恐れもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の体臭は様々な臭いが原因となって発生します。今回紹介した改善方法を試した上で、それでも臭いが緩和されない場合は病院で検査してもらいましょう。思わぬ病気が見つかる可能性もあります。