犬のリアクションは感情表現
犬は言葉で気持ちを伝えることは出来ませんが、とても感情豊かな生き物です。人間ほど複雑な感情はないものの「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「辛い」「寂しい」「好き」「嫌い」など、人間が抱く感情とほぼ同じような感情を抱きます。
そして犬はその感情を、毎日しっかりとボディランゲージで私たち飼い主に表してくれているのです。その中でも本気で喜んでいる時のリアクションは、飼い主さんが見ていても嬉しい気持ちになるものだと思います。
大好きなおやつを貰う時、飼い主さんと遊ぶ時、みんなでお散歩にお出掛けする時など、本気で喜んでいる時のリアクションを確認することで、愛犬の気持ちを探ることができるかもしれません。犬が本気で喜んでいる時によくする「リアクション」をいくつかお伝えしていきます。
犬が本気で喜んでる時によくする『リアクション』6選
1.弾むように歩く
犬は本気で喜んだ時、弾むように歩くことがあります。「お散歩に行くよ!」と声をかけたあとは弾むようにルンルンしながら飼い主さんの後ろをついて歩くこともあるはず。
また、お散歩中も心から楽しんでいる時は軽くステップを踏むように歩いたり、大好きなオヤツやご飯を用意してもらっている時にも、待ちきれず弾むように歩きだす個体もいるようです。
2.瞳が輝く
犬の瞳はいつも綺麗ですが特に嬉しいことがあり、喜んでいる時はいつもより更に瞳がキラキラと輝くことがあります。
オヤツを貰う時や遊んでいる最中にも瞳のキラキラが増すことはあると思いますが、大好きな飼い主さんに優しく頭を撫でてもらいながらアイコンタクトをしている時にも、幸せな気持ちから瞳が輝くこともあるでしょう。
3.目を細める
犬が目を細めるのは、実は人間の笑顔のようなもの。飼い主さんや他の犬に対して信頼や愛情を感じている時にも見せる表情になります。もちろん大好きな飼い主さんが出先から帰宅した時は、喜びの気持ちから目を細めて「笑顔」で飼い主さんをお出迎えしてくれるのではないでしょうか。
4.ゴロゴロ転がる
犬は本気で嬉しい時にゴロゴロと転がることがあります。我が家ではこれを「喜びの舞」と名付けていますが、1日に3~4回は見られるリアクションです。ご飯を食べ終わった後、お散歩から帰った後、大好きなヨーグルトを食べた後には必ずソファにダイブしてゴロゴロとちょっと激し目に転がっています。
1日に何度かゴロゴロと転がる姿を見られると嬉しいですよね!しかし、体が痒い、不安を解消したいと感じている時にもゴロゴロ転がることがあるのでしっかりと見極めてあげましょう。
5.ジャンプする
元気いっぱいにピョンピョンとジャンプするのも本気で喜んでいる時のリアクションのひとつ。飼い主さんの帰宅時に見られることが多いリアクションかと思いますが、嬉しさと共に興奮している状態とも言えます。
興奮するほど帰宅を喜んでくれるのは飼い主さんとしても嬉しいことだと思いますが、犬にとってジャンプは危険な行動のひとつ。足を滑らせてケガをする、また腰を痛めるなどのリスクがあります。愛犬が喜んでジャンプをしはじめたら、無視をするなどして落ち着かせてあげましょう。
6.尻尾を小刻みに振る
犬の感情は尻尾にも表れやすいですよね。昔から「尻尾を振っているのは喜んでいるサイン」とよく言われていますが、振っているからと言って必ずしも喜んでいるとは限りません。
本気で喜んでいる時の動きは、尻尾の位置を高く上げ小刻みにリズミカルに振ります。この時の表情は目つきは穏やかでリラックスしているはず。同じく尻尾を高く上げて振っていても、ゆっくりと振っている場合は不安感や警戒心を抱いていることもあるようです。
目つきが険しく尻尾の毛が膨らんでいる時は威嚇のサインのこともあるよう。尻尾の動きと共に表情や体全体の状況を見て愛犬の心理を探っていきましょう。
まとめ
犬は体全体で感情表現する生き物なので、愛犬の気持ちを理解するには日々しっかり観察するのが一番かもしれません。愛犬が本気で喜んでいる時のリアクションを知れば、愛犬が大好きな物や人、他の犬や場所も色々と把握することが出来るはず。愛犬にたくさん本気で喜んでもらいましょう!