奪われるはずだった命が救った多くの命
『夢の物語』のきっかけとなったのは、2010年11月のある日。愛護センターで出会った彼はひどく怯え心を閉ざし、命の灯火が消えるその瞬間をただ待っていました。
ドリームボックスの前で自分の番を待つ小さな子犬
愛護センターを訪問した団体代表の大西さんは、通称『ドリームボックス』と呼ばれる殺処分機の前で殺処分を待つ最後の一頭となった子犬と出会います。
他の犬達はすでに殺処分され、自分の番をただ待つことしかできない子犬は心を閉ざし、ひどく怯えていました。
『仕事には向かない』それでも希望を託したい
『怯え方が普通じゃない。普通の犬になれば万々歳、仕事には向かない』それでも大西さんは小さな子犬に大きな希望を託すことを決意されます。
『救助犬になれる可能性は低いかもしれないけれど、トライしたい。殺処分対象の子が人の命を救うかもしれない』
誰もが不可能だと言った『夢のような物語』は、この瞬間から動き始めました。
初代ハンドラーとの出会いと成長
命を奪われる瞬間をただ待つしかなかった小さな子犬は『夢之丞』という名前を受け取り、新たな人生を歩み始めたのです。
初代ハンドラーの佐野さんは『ただ人を好きになってほしい、幸せに生きてほしい』と、ただ夢之丞くんの幸せを願い寄り添い続けました。
笑顔を見せ始めた夢之丞くんは次のステップへ
おもちゃを持って駆け回り、他の犬達とじゃれ合いっこさえできるようになった夢之丞くん。そして遂に次のステップへ...。
被災地を歩く技術、要救助者を発見、知らせる技術…そして何よりも勇敢に現場へと進んでいく強い心を手に入れる必要がありました。
『そんなこと不可能だ』そう言われたことを一つずつ、一歩ずつ…夢之丞くんはクリアしてみせたのです。
殺処分寸前だった犬が災害救助犬へ!
保護から4年、夢と希望を持ってドリームボックスから出てきた夢之丞くんは初めて現場へ出動。行方不明の発見に繋がる活躍をみせました。
命を奪われる瞬間を待っていた小さな子犬が、多くの命を救う存在となったのです。夢物語だと言われ続けた前代未聞のトライは、『夢の物語』として受け継がれていくこととなりました。
ぜひ、夢之丞くんのストーリーを動画でご覧になってください!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
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