世界で特に小さいと言われている犬種たち5選
皆さんは小さい犬と言われてどの犬種を思い浮かべますか。各々小さな犬種を頭に思い浮かべると思いますが、世界には日本で人気の小さな犬種だけでなく、珍しい小さな犬種も存在します。ここではFCI(世界畜犬連盟)で公認されている小さい犬種をご紹介します。
1.チワワ
小さな犬種と言われて日本人が真っ先に思い浮かべる犬がチワワではないでしょうか。日本では常に人気上位にランクインしているチワワは、世界でも最小クラスと言われています。
実際、チワワの理想の体重は個体差もありますが1.5〜3kgほどと言われており、体高も約18cmほどと記されています。
小さくつぶらな瞳の愛らしさとは裏腹に、とても勇敢で活発な性格の子が多い傾向があります。家族に対して忠実な特質を持ちますが、家族以外の人にはあまり懐かないなど警戒心の強い一面もあります。
2.ヨークシャーテリア
日本で人気の高い小さな犬種に、ヨークシャーテリアも挙げられます。こちらも体重は2〜3kgが平均的で体高は15〜23cmと非常に小さな犬種です。
日本で公式に認定されている犬種の中では、チワワの次に小さな犬種として登録されており、犬の人気ランキングではトップ10入りを果たしています。
小さく優雅な被毛が特徴的なヨークシャーテリアは飼いやすいと思われがちですが、実はそうでもありません。初心者には不向きと言われるほど勇敢で気が強く、プライドも高い犬種です。
幼少期よりしっかりと正しくしつけをして、飼い主をリーダーとして認めさせる必要があります。中には飼い主であっても飼い主として認めない犬もいるため、根気強くしつけする必要があります
3.ロシアン・トイ・テリア
日本ではあまり馴染みのないロシアン・トイ・テリアは、名前の通りロシア原産の犬種です。一時期は絶滅の危機に瀕した犬種ですが現在は少しずつ頭数が回復しています。
体重は3kg以下、体高は20〜28cmとこちらも小さめの犬種です。見た目はチワワに似ており、テリア犬の一種なのでしつけが難しいと思われがちですが、ロシアン・トイ・テリアは比較的穏やかでしつけやすい犬種としてロシアでは人気です。
また、活発的で陽気な性格を持つ犬が多いため、家族のムードメーカー的な役割を担ってくれるという声も多いです。
4.ポメラニアン
ポメラニアンは日本でも人気の高い犬種です。しかし、ポメラニアンは「ポメラニアン」と表記されている犬の中でも個体差が大きい犬種でもあります。
元々ジャーマン・スピッツを徐々に品種改良を繰り返し、超小型犬である現在のポメラニアンになった経緯を持ちます。そのため、現在は体重が平均して1.8〜2.3kg、体高は18〜22cmほどとされています。
しかし、食事量や運動量などによってポメラニアンは大きくなる傾向があります。そのため、ポメラニアンによっては5kgほどまで成長する子も珍しくありません。
5.プラシュスキー・クリザジーク
2019年に公式認定されたプラシュスキー・クリザジークは、チェコで非常に古くから親しまれてきた犬です。「プラハのネズミ捕り」という意味を持つ名前の通り、元々はネズミ捕りとして活躍していた犬種です。
体重は2〜2.5kg、体高は21〜23cmほどと規定されているため、世界的にはチワワに次ぐ小さい犬種と考えられています。しかし、見方によっては全体的にチワワよりも小さい犬が多いという理由から、プラシュスキー・クリザジークの方が小さいと考える人もいるようです。
性格は明るく社交的なので、多くの人や犬と触れ合うことも得意です。しかし、敵と認識した相手には勇敢に立ち向かっていく一面も持ち合わせています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本でも人気の犬種だけでなく、世界的に見るとプラシュスキー・クリザジークのようにチワワと同じくらい小さい犬種が存在します。今回は公認されている犬種のみ紹介しましたが、非公認の犬種を含めると小さな犬種はより多く存在していると考えられるでしょう。