やってない?犬に絶対NGな『散歩の仕方』7つ
皆さんは愛犬の散歩中、気をつけていることはありますか。飼い主の間違った散歩の仕方によって愛犬が危険にさらされたり、場合によっては飼い主との関係を壊してしまう恐れもあります。今回は犬に絶対NGな散歩の仕方を紹介します。
1.犬主導で散歩をする
基本的に、散歩は飼い主手動で行うことが大前提です。よく犬が飼い主を引っ張って散歩するような光景を見かけますが、犬主導の散歩を続けてしまうと「自分の自由に、勝手に歩いていい」と勘違いしてしまいます。
これによって散歩中にわがまま放題になってしまったり、いざ危険が迫った時に飼い主のコントロールが効かず、事故にあったりトラブルを引き起こしてしまったりすることがあります。
犬の散歩ではなるべく飼い主の横を歩かせるようにし、ある程度の自由は必要ですが常に自由な状態にしないよう注意しましょう。
2.リードを長く持たない
先ほどの飼い主の主導の散歩につながりますが、リードを長く伸ばしたりだらんと下げた状態で散歩するのはNGです。犬は警戒心の強い動物なので、普段はおとなしい犬でも突然パニックに陥ったり攻撃的になったりする恐れがあります。
そのような状況に陥った時にリードが短く持たれていない場合、相手に飛びかかったり、突然道路に飛び出して事故に遭ったりする恐れがあります。
リードは片方の手に2〜3回巻きつけ、もう片方の手でリードの途中をつかむイメージで短く持つように心がけてください。
3.リードを強く引っ張る
散歩中、愛犬をコントロールすることは非常に重要です。しかし、だからと言ってリードを無理やり強く引っ張る行為はNGです。
これは愛犬の首や肩を痛めてしまい、場合によっては怪我をさせたり窒息させたりする恐れがあります。また、犬から見ても「苦しい」「怖い」といった感情を抱かせる行為なので、散歩嫌いになってしまう原因にもなり得ます。
ある程度、飼い主のコントロールは必要ですが、まずは声をかけて進むことを促したり、くいっくいっと軽く何度か引っ張り促すようにしてください。
4.抱っこしている時間が長い
飼い主の中には「愛犬がトラブルに巻き込まれないように」と、散歩の大半を抱っこして終わらせる飼い主がいます。しかし、これでは犬の運動不足を招いたり、動物としての本能的欲求を満たせなかったりと、散歩の重要な役目を果たしていません。
また、不必要に飼い主が抱っこし続けることで、犬の飼い主に対する依存度が上がったり、気が大きくなることで通行人や他の犬に吠えたりといった行動を誘発する恐れがあります。
病気の犬やシニア犬などは、抱っこやカートなどで散歩する必要がありますが、そうでない場合は極力自分で歩かせるようにしましょう。
5.匂いを嗅ぐ行為を無理やりやめさせる
散歩中、犬が道路や電柱などの匂いをクンクンと嗅いでいる光景を見ることはよくありますよね。この行為は犬にとってごく自然な行動であり、本能的欲求や好奇心を満たすために必要な行動です。
その行為を無理やり飼い主がやめさせてしまうと、散歩自体にストレスを感じたり、飼い主に対して不満を抱いたりする恐れがあります。
本来、散歩は犬が欲求を満たしたりストレスを解消したりする上で非常に重要な日課です。その楽しみを奪ってしまっては、散歩を楽しむことができなくなるため、匂いを嗅いでいる間はそっと見守ってあげてください。
6.スマホを見たり音楽を聴きながら散歩する
犬の散歩中は犬が安全に散歩できるよう、またトラブルが起きないようしっかり見張っておく必要があります。スマホを見たり、音楽を聴いたりと、「ながら」散歩するのは絶対NGです。
犬は突発的に思いもよらぬ行動を起こすことがあります。そんな時、飼い主が責任を持って愛犬を止めたり、トラブルから守ったりする必要があります。ながら散歩をしていると、そうしたトラブルに対応し切れない恐れがあるので、犬の散歩中はスマホや音楽に気を取られないようにしましょう。
7.散歩の途中で買い物をする(店先にリードをつないでおく)
最近はあまり見かけることが少なくなりましたが、一昔前まで散歩途中で買い物するため、店先に愛犬をリードで繋いでおく光景をよく見かけました。この行為も愛犬、通行人共に危険にさらす恐れがあるため、絶対NGです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の安全や信頼関係、さらにトラブル回避のためにも、飼い主は正しい散歩の仕方を理解しておく必要があります。今回紹介したような散歩の仕方は危険を招くため、絶対にしないようにしましょう。