犬の『足の筋肉が衰える』原因2選!考えられる症状と治療法とは

犬の『足の筋肉が衰える』原因2選!考えられる症状と治療法とは

犬の後ろ脚や腰がやけに揺れている、よろけている、上手く歩けないなどといった症状はありませんか?犬の年齢を考えて、シニアだしそろそろこれは老化現象かしら、と片付けてはいないでしょうか。もちろん加齢による筋力の低下でよろけたり歩くペースが遅くなることもありますが、それだけではない原因があるかも知れません。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の脚に異常が現れる原因

柴犬の後ろ足

散歩にいくと犬の足取りがいつもと違う、と気が付いたら、その原因をいくつか考えてみましょう。

怪我をしている

分かりやすい脚の異常で一番多いのは怪我です。それまで全くなんともなかったのに、急に足を引きづるようになったり痛がるようなら足回りをよく見てあげましょう。

散歩やドッグランで遊ぶのはとても楽しいことで、楽しさに興奮してついつい無茶をする犬もいます。

何かを踏んづけたり転んだりすることで関節を傷めたり、足裏の肉球を傷つけてしまっていたりすると歩き方に異常が発生します。

老化現象

犬も人間と同様に、歳をとっていくにつれて少しずつ筋肉量が低下していきます。

犬の場合は前脚で体重の6割、後ろ足で体重の4割を支えています。そのため、通常でも後ろ足のほうが筋肉が少なく、加齢によって筋肉が衰えていくと後ろ足から少しずつ踏ん張れなくなっていくのです。

歩いている最中にやけによろけたり、段差があるところで後ろ足だけ躓いたりする場合、特に腰から後ろ足にかけての筋肉が減少していることが考えられます。

足の筋肉が衰える原因

バセンジー

前述したように、犬も人間と同様に加齢が進んでいくにつれて筋肉が衰えていきます。

特に歩行に大切な四肢の筋肉の衰えは重要です。比較的筋肉量が多く踏ん張りがきく前脚とは反対に、後脚の筋肉量は少なめな上に減りやすく弱っていくとだんだんと腰を持ち上げることが不便になっていきます。

後ろ足の筋肉が衰える原因

ずばり、後脚を意識して使っていないからといわれています。前脚に比べ後ろの両脚にのせている体重も半分以下ですし、人間の手のように使ったり歩くときに地面を蹴ったりするのは主に前脚で、後脚については身体の後ろからついてくるだけなのであまり「使っている」意識が生まれないようです。

そのため、加齢が進むと力が入りやすい前脚をより多く使うようになり、その反対に後脚は早く筋肉が痩せていってしまうのです。

これを予防するには後脚を意識的に動かすトレーニングを、シニアにならないうちから少しずつ導入するのが良いでしょう。

具体的に言えば、砂浜や足場の悪いところのお散歩を取り入れて四肢でまんべんなく踏ん張るトレーニングをしたり、後脚の指や肉球のマッサージをして「後脚」に犬の意識を向けてあげたりするトレ―ニングが挙げられます。

サルコペニア

耳慣れない言葉ですが、こちらは「筋肉減少症」と呼ばれる症状の一種です。

原因は加齢であったり病気であったり栄養状態であったりと様々ですが、問題はこの症状によって当たり前の日常生活が送れなくなってしまうことにあります。

更に、「動きにくい→動きたくないからジッと寝ている→筋肉が落ちる→もっと動きにくい」という悪循環に陥ることに注意しましょう。

サルコペニアは様々な因子が複雑に絡み合っておこるため、治療より予防に重きを置いて対策を行います。

筋肉量が減りすぎて歩けなくなってしまう前に、適度な運動負荷を与えて筋肉を鍛え続けることが大切です。

しかし動物は人間のように自発的に筋トレを行うことができないので、高たんぱくの食事を意識したりアミノ酸サプリなどを併用するなどすると良いでしょう。

またこちらも後脚の筋肉量の方が先に落ちていくので、横になった状態でも後脚を動かす遊びを取り入れるなどして行くと良いと思われます。

まとめ

茶色い犬

犬の足の筋肉は人間同様に加齢が進むにつれて減っていきます。

放っておけばトイレにも行けなくなってしまう可能性もあるので、毎日の運動や遊びを通して筋肉を維持していくことがとても大切です。

運動が苦手な犬、歳をとって動くのがおっくうになってしまっている犬なども、飼い主が後脚を動かしてあげたり負荷をかけたりしてあげることで、筋肉を意識的に使わせてあげてくださいね。

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