ケガした子はどこへ…
通報・発見
ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws の10年以上前の撮影技術もまだつたない頃の保護活動記録です。
2匹の犬の保護依頼を受けて現場に来てみると、車の下に1匹。すぐに発見できました!
この子は「ゴールディ」と名づけます。食べ物を投げてみるとすぐに拾って食べ、そして車の下から出てきてくれました。
「うーん、どうしようかなぁ…」と言いたげな表情ですが、このあと手から直接パクッと食べてくれました。
ゴールディは何とかなりそうということで、もう1匹を探しに行きます。その犬はケガをしていると聞いていました。
お昼時なのか、道ばたには移動販売の店がいくつか出ているようです。食べ物のにおいにつられて、犬がそのあたりにいないでしょうか。
…残念、見つかりませんでした。
ゴールディのところに戻り、信頼関係を築きます。もうだいぶ慣れてきて、食べ物をあげながら、頭のまわりをなでることができるようになりました。
ですが、日中の保護活動は時間切れ。次の保護予定にいかなければなりません。
ここで重要な決断をしました。触れるまでになったゴールディをその場に置いていくことに。
ゴールディがいなくなると、もう1匹も放浪していなくなってしまう心配があったからです。
保護
そして夜10時半。ゴールディの元に急ぎました。
ゴールディは同じ場所にいました。よかった~。
この時は酔っ払いがふらふらしていて、ゴールディにもちょっかいを出しそう。お願い、ちょっとどいてくださいな。大事なとこなんですよ。
もう1匹の犬はやはり現れません。ゴールディだけ保護します。酔っ払いのせいで少しナーバスになったゴールディですが、アパート入口のドアの前に追い詰めて逃げられる心配はなくなりました。
リードを…スポッ!受け入れてくれた、ありがとう!でもちょっと、ショボーンとしちゃった。近くで酔っ払いがまだ騒いでいるようで、それがこわいのもありそうです。
数分後、まだ「イヤイヤ」状態のゴールディをやさしく引っ張って車に乗せました。座席の足元にちゃんと飛び乗ってくれましたよ!
ケア
無…。
ここ、たぶんリーダーの自宅です。当時は病院との連携などもまだなかったようですね。
夜中、そして翌日
ゴールディはとってもおとなしくしていて、すべて受け入れてくれました。
そして夜中過ぎの1時半、リーダーは再度保護現場を訪れました。ケガをした犬は…いない。でも、あきらめず捜索を続けると決意しました。
ゴールディは知人の一時預かり家庭が引き受けてくれたよう。翌日に会いに行くと、警戒心をすっかり解いておなかも見せてくれました。こんなにモフモフ素直な子ですから、きっと里親さんが見つかったのでしょうね。
動画をご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
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