救い出された子犬の成長記録
手術と回復
小さな子犬の「ゴーディ」は、のどを切られた状態でゴミのコンテナに放り込まれていたのを発見されました。発見後すぐに病院に運ばれ、傷口はきれいに縫い合わされました。
それでも、気管や食道にダメージを負い、呼吸器や食道に問題を抱えています。食べようとしても、吐き戻してしまうそうです。静止画では口の両側から泡のようなものが垂れています。
栄養を十分にとれず、肺炎も起こしかねない状況で、このままでは命の危険がありました。
手術の後の姿が痛々しい。栄養を食べ物からとれないゴーディは、栄養分を直接胃に注入する「胃ろう」の手術を受けたのです。
手術から回復中、ケージの中や看護師の腕の中で、ゴーディは子犬らしい無邪気な姿を見せてくれます。人に傷つけられたこと、人にゴミとして捨てられたこと、小さな体に麻酔を打たれて手術されたこと、ゴーディにとっては全てが理解の外のこと。ただただ、無邪気に生きているのです。
退院
ゴーディの生きる場所は、この病院でした。1カ月のうちに何度か手術が行われ、命の危機にさらされながらも、小さなゴーディは生きのびました。
そしてついに退院の日を迎えます。大きくなったでしょう?ケージから出されて元気に走ったり、お世話になったスタッフに甘えたり。体調はバッチリのようです!
その後
退院は喜ばしいですが、退院して、どこへ行くの?里親さんのおうちです!ゴーディには素晴らしい里親さんが見つかったのです。先住犬もいる家族。
ゴーディは最初こそ戸惑っていましたが、すぐに新しい環境になじんだようですよ。
やはり食べ物は特別食のよう。でも胃ろうでなく、自分で食べられるようになったのは本当によかった。
小さな体に大きな傷を負わされていたゴーディは、健康を取り戻し、家族との暮らしを手に入れることができました。幼い頃の面影を残しつつ、たくましく成長したゴーディの姿がそこにありました。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)