筒に頭を突っ込んで雪に埋まっていたハスキーの子犬。通りかかった人が救助！

筒状の物に頭突っ込み＋雪まみれという2重苦のシチュエーションから、シベリアン・ハスキーの子犬が救出されました。そればかりでなく、いなくなった子犬を探していた飼い主の元へ戻ることができたのです。

更新日：2022年03月03日

最悪なシチュエーションから運をつかんだ子犬

冬のさなかに釣りに出かけた人が、雪の積もった道端に奇妙なものを見つけました。イヤ～な予感…。

やっぱり、思った通り。子犬が空き瓶に頭を突っ込んだ状態で、雪の中でじっとしているのです。体毛を覆う雪は、降ってきた雪か、地面を転げ回ってついた雪か…。

いずれにしても長時間この状態でいたのでしょう。

撮影者がこのタイミングで偶然に通りかからなかったら、この子が命を落とした可能性は３つ。（１）凍死、（２）窒息死、（３）よろよろと道の真ん中に出てきて車にぶつかり交通事故死。

とりあえず命拾いはしたようです。

これはペットボトルの下半分ように見えますね。手で引っ張り、子犬の体重を使って引き抜こうとしますが、はずれません。子犬は痛いのか、怖がってか、キャンキャンと悲鳴をあげて暴れます。

男性は子犬を自分の足の間に置き、ボトルをこまかくねじるように動かしたり、指をねじこんでみたり。でもなかなか取れません。

想像ですが、子犬の呼吸による湿気が首のまわりの毛について凍り付いているのかもしれませんね。それにハスキーはモフモフの分厚い体毛がみっちり生えています。

男性の連れの犬も心配して見に来ています。左端に鼻先が見えてる。笑

と、取れました！出て着たお顔は、雪がついていないのではっきり見えます。目の上の模様のために「怖い顔」のハスキーちゃん！

よかったねえ。まだ元気はある様子で、助けてくれた男性の足元によちよちと寄ってきました。

この男性、子犬を自宅に連れ帰り、その後、飼い主が見つかって引き渡したそうですよ。飼い主さんは必死に探していたそうで、この子は何かの拍子に運悪く1人で外に出てしまい、はしゃぎまわっているうちに道に迷い、ペットボトルの下半分に頭を突っ込んで、雪が降り…といったことだったのでしょうか。

何はともあれ、事なきを得てラッキーなハスキーちゃんでした。

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