どこから来たのかな？
すぐに命の危険はないけれど
帰宅途中の人があるマンションをふと見上げると、2階か3階あたりの低層階の外壁をぐるりと囲むように作られた枠の上をウロウロ歩き回る白い小型犬が見えました。
このマンションの住人の飼い犬であることはほぼ、間違いないでしょう。でも一体どこから来たのかな？
一瞬足を止めて、下をのぞく犬。とび降りるのはムリだよ！
すでに誰かが通報して、消防隊員が救助に向かいます。枠は人が１人歩ける幅があります。
犬は物々しい雰囲気に怖気（おじけ）づいて、枠の隅で固まってしまいました。隊員が近づくと盛んに吠えます。
本当はもっと背を低くして、犬に脅威を与えないようにするとよいのですが、消防隊員は犬の救助のプロというわけではないですからね…。
こんな経験からコツをつかんでいただけるとありがたいです！
犬は吠えましたがひどい抵抗を見せることはなく、無事にヒモでつかまえました。怖がるあまり大ジャンプして落下！なんてことにならなくてよかったです。
見物していた人々から歓声と拍手があがりました。
その後
消防士は咬まれそうになりながらも犬をなだめて、無事にバルコニーで待機する他の隊員に犬を渡すことができました。どこの部屋の飼い犬か、聞き回ればすぐにわかることでしょう。
マンションの上階に住む飼い主さんは十分に気をつけて！
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