1.会った瞬間に大喜びする
飼い主さんが帰ってくると、一目散に玄関や部屋の扉の所まで走って出迎えにくる犬がいると思います。
これは、その様子からもはっきりとわかるように「大好きな飼い主さんが帰ってきてくれてうれしい!」「会いたかった!!」という気持ちのあらわれでしょう。
犬は愛情を持っている人に会えると安心感や喜びを感じるため、その気持ちを表現する方法としてしっぽをぶんぶんと大きく振ったり、飛びついたり、その場を走り回ったりします。
うれしい感情を抑えきれずに体が動いてしまうのだと思います。
お留守番をした後のように離れている時間が長かった時だけでなく、ちょっとトイレやお風呂に行っていただけでも部屋に帰ってきたら喜びの表現を見せることもあります。
2.姿が見えなくなると探す・鳴く
犬は大好きな人や仲間だと感じている相手がいなくなると、不安やさみしさを感じます。
そのため、ふとその相手の姿が見えなくなると、「どこに行っちゃったんだろう?」「ちゃんと帰ってくるのかな?」と思って、キョロキョロしたり、あちこち歩き回ってその姿を探そうとします。
このような気質を利用して、犬との遊びのひとつに『かくれんぼ』を行うこともできます。
家の中などで、犬にマテをさせてからほかの部屋に行ったり、カーテンの陰に隠れたりして「おいでー!」と呼んで犬に探させるのです。
飼い主さんを見つけることができれば、大好きな人に会えた喜びとほめてもらえた喜びでこの遊びが大好きになることでしょう。
3.体をぴったりつけて寄り添う
飼い主さんが部屋でくつろいでいる時などに、犬がそっと寄り添って座ってきたり、背中を預けるようにしてくっついてきたりすることがあると思います。
犬は大好きな人のそばにいると安心しますし、ゆっくり安らぐことができるからです。
また、信頼している相手でなければ、自分の背後を見せるようなことはしませんし、その相手のそばで伏せたり寝たりという無防備な姿を見せることはしないでしょう。
警戒心を持っている相手がそばにいる時は、いつでも逃げたり攻撃を防御したりできるように、すぐに立ち上がれる体勢でいることが多いと思います。
また、相手の動きをすぐに把握できるように、目をつぶらずに休んでいることが多く、熟睡するようなことは決してありません。
そのため、体を預けるように寄り添い、ぐっすり寝入るようなことがあれば、その相手に対して信頼や愛情を感じているということだと思います。
4.心配している様子を見せる
犬は群れ社会で生きてきた動物の本能を受け継いでいることから、家族や仲間のことを心配する様子を見せることがあります。
このような性質から、飼い主さんが泣いたり悲しんだりしている時に心配そうにまわりをウロウロしたり、顔や手を舐めたりすることがあるのです。
飼い主さんが落ち込んでいる時などに、様子を伺ったりなぐさめたりするような素振りが見られたら、大切に思ってくれているということかもしれません。
まとめ
犬は表情やボディランゲージ、行動でさまざまな感情表現をします。
ここでは犬が好きな人に対して見せることの多い態度や反応の中でも、比較的わかりやすいものをご紹介しました。
もちろん、ここで紹介したものに限らず、犬によってそれぞれ愛情を示す行動や態度は異なるので、ぜひ愛犬の様子を観察して感情を読み取ってあげましょう。
そして、愛犬からの愛情を感じられた時は、ぜひ飼い主さんからの愛情も伝わるようにスキンシップやコミュニケーションをたっぷり取ってあげてくださいね。