犬にとってペットホテルはストレスになる
犬にとってペットホテルはストレスになります。その理由は以下の2つです。
- 環境の変化
- 飼い主と離れる不安
犬は環境の変化に弱い生き物です。性格にもよりますが、普段過ごしている自宅と違う環境であるペットホテルに預けられることにストレスを感じる犬は多いのです。
また、生活する場所の違いだけではなく「飼い主がいないこと」に対し、とくに強くストレスを感じます。
犬にとって飼い主は家族でありリーダー。そんな飼い主から急に知らない場所に連れてこられたことで「見放されたの?もう戻ってこないの?」と強い不安を感じるのです。
普段から飼い主と過ごす時間やコミュニケーションが多い犬ほど、依存度が高くペットホテルに預けられたときに感じるストレス度合いは強いでしょう。
ペットホテルのストレスを緩和させるために行っておくと良いこと3つ
1.お留守番に慣れさせる
まずは留守番をさせて、飼い主がいない時間や空間に慣れさせることが大切です。
留守番を続けることで「飼い主の姿がしばらく見えなくなっても必ず戻ってきてくれる」と覚えてくれるようになります。
ここで大切なのは、飼い主の方が留守番に対し不安を感じたり、帰宅後に大げさに褒めるのはNGということ。
飼い主が不安そうにしていたり留守番ができたことを褒めてしまうと「飼い主と離れている時間は特別」と思い込んでしまうからです。
1人で留守番するのは当たり前だと覚えてもらうように対応しましょう。
2.預かりサービスを利用する
ペットホテルには、1時間〜お試し預かりを行ってくれるところもあります。
いきなり長期間預けるのが不安な方は、まずは「お試し」として短時間から預けてみましょう。
預け先のスタッフとの相性や雰囲気なども大切なので、お試しで預けたあとの愛犬の様子をチェックしておいてくださいね。
ここで、体調を崩したり再び連れて行こうとすると嫌がるそぶりを見せる場合は、飼い主と離れることに非常に不安を感じているか、預け先のホテルで緊張しすぎてしまった可能性もあります。1回預けただけでは相性の良し悪しの判断は難しいでしょう。何回かチャレンジして犬との相性を確認していきましょう。
3.ハウストレーニングを行う
ペットホテルには、「ケージや個室で預かるタイプ」と「フリースペースで預かるタイプ」に分かれます。
他の犬に対しての警戒心が強い性格の場合は、ケージタイプが安心です。
しかし、ケージに慣れていないと、いきなり暗くて狭い空間に入れられるだけでストレスを感じパニックになってしまう犬も多いです。
そこで、ペットホテルに預ける前にハウストレーニングを行い、ケージに慣れさせておきましょう。
ペットホテルを選ぶ上でチェックしておくべきポイント
ペットホテルの選び方次第で、少なからず愛犬のストレスを緩和できる可能性もあります。
ペットホテルを探すときは、以下の点をチェックしておきましょう。
- ケージかフリースペースか
- 犬が過ごすスペースの広さ
- 散歩をしてくれるか
- フードやおもちゃの持ち込みができるか
- 施設の中が清潔かどうか
- スタッフは24時間常駐しているのか
- 預かり中の連絡手段や頻度
- 体調が悪くなった時の対応
上記を確認しておくことで、愛犬を安心して預けられるかどうか判断しやすくなります。
その上で「お試し」で預かってもらい、犬の様子をみて選ぶのがおすすめですよ。
まとめ
ペットホテルに預けられるのは犬にとって大きなストレスです。
しかし、どうしても預けなければいけない時は必ず訪れます。
そこで、少しでも愛犬のストレスを緩和させるためにも、今回ご紹介した3つの対策を行ってみてくださいね。
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20代 男性 匿名