飼い主を真似た犬の行動
1.同じ方向を見る
飼い主を真似して犬も同じ方向を見ることがあります。
お散歩の時、道路を渡るために左右を確認しますよね。後ろが気になって振り返ることもありますね。何となくふと空を見上げることもあるのではないでしょうか。
実は愛犬があなたを真似して、同じ方向を見ていることに気づいているでしょうか。
飼い主が警戒すると犬も警戒しますし、自分も同じ方向を見て確認したいのです。何かあるのかな?と気になって同じ方向を見ることもあります。
2.引き出しや扉を開けようとする
飼い主を真似して犬が引き出しや扉を開けようとすることがあります。
ただ単純に真似をしているわけではありません。その引き出しの中におやつが入っていることを知って真似しているのです。
手先が器用な犬や開閉がスムーズな引き出しは簡単に開けてしまうことがありますのでご注意ください。
リビングから出たい時、立ち入りを禁止されている部屋に入りたい時、飼い主を真似して扉のドアノブに手をかけることもあります。
ドアノブを下に向かって押し下げると開くタイプの扉は、犬が手をかけただけで開いてしまいますのでご注意ください。
3.寝起きに伸びをする
ベッドから起き上がる飼い主を真似して犬も伸びをすることがあります。
もともと犬も伸びをしますが、寝起きに全く同じタイミングで伸びをすると「真似したな…」と感じますよね。
犬も寝ている間に固まってしまった筋肉を伸ばす目的でストレッチをすることがあるんです。寝起きには必ず行っているはずです。
4.窓の外を確認する
飼い主が室内から窓の外を確認した後、犬も真似をして同じ窓から外を確認することがあります。
お散歩の前に雨が降っていないか確認する時、物音が気になって確認する時、飼い主の後をついて来て一緒に確認する犬もいますよね。
高い位置にある小さな窓では犬が外を確認できないことがありますが、それでも壁に手をつくなどして同じ行動をしたがることがあります。
5.トイレに行く
飼い主がトイレから戻ってくると犬も排泄を済ませていることがあります。
朝は寝起きだしタイミングが同じだっただけのような気もしますが、夕方や夜だと真似をしたように感じられますよね。
「ちょっとトイレに行ってくるね」と声をかける場合、トイレトレーニングをしている犬には排泄の合図のようにも感じられるのかもしれません。
子犬の頃は「うんちできるかな~」など声をかけていましたよね。
犬が飼い主の真似をする理由
犬が飼い主の真似をするのは本能であり習性です。
野生で暮らしていた頃、群れの仲間の行動を真似することで身を守っていました。自分だけが違う行動をしてしまうと危険にさらされる恐れがあるためです。
自分勝手な行動をする仲間がケガや病気をしたり、命を落とした様子を幾度と目の当たりにしてきたのでしょう。
現代の犬にもその名残によって、飼い主の真似をする仕草や行動が見られるのです。
まとめ
犬がやりがちな飼い主を真似た行動について5つ解説しました。
- 同じ方向を見る
- 引き出しや扉を開けようとする
- 寝起きに伸びをする
- 窓の外を確認する
- トイレに行く
飼い主を真似するのが本能であり習性でもある犬は、飼い主の行動を見て学ぶ動物です。
真似をして「嬉しい出来事があった」と理解すると何度でも繰り返し真似をします。
真似をして叱られたり痛い思いをした時は、おそらく二度と真似することはないでしょう。
犬が飼い主のあれこれを話すことはありませんが、思わぬところで飼い主のライフスタイルが他人に知られてしまうかもしれないので、犬の前での行動にはくれぐれも気をつけたいですよね。