口を大きく開けて悲鳴!
発見・保護
雪の降る寒い冬の日の保護活動。保護団体Stray Rescue of St. Louis がやってくると、車の下に犬を発見しました。
汚れた足ふきマットのようにも地面のコンクリートと一体化しているようにも見え、どこか頭かお尻かもよくわかりません。
車の横で降り積もった雪の上に寝ころんで、犬にリードをつけられるか試します。大変だ~。
リードを犬の首回りに装着できました!「おいで、おいで」と言いながら引っ張ると、犬はワワン!キャオーン!と吠え続けた!
出てこない犬を、仕方なく力ずくで引っ張り出しました。犬はガガガ…ブブブ…というような声を上げます。出てきてもやっぱり体の形が判然としないというか、ボロボロ…。
そしてまだ悲鳴を上げて抵抗します。口を大きく開けて、アウアウ、ガウガウ…懇願するような表情。
「1回、落ち着こうか。ね、ちょっと落ち着こう。助けてあげるよ。」
少しずつガウガウの間隔が長くなって、音量が下がってついに静かになりました。
ケア
次のシーンでは、すでに病院です。毛布にくるまって顔だけ出した犬。かろうじて鼻の頭が見えるかな?すっかり大人しくなりました。
続いて、濡れてベタベタの体毛を刈ってもらいました。ちょっと寒いのか緊張からか、少し震えている様子。爪も伸びていますね。
お顔拝見、そして…
はじめてこの子の顔が見えました。カメラが右へ回り込むと、まん丸い目が現れます。そしてその後ろにはこんもりと積みあがった、2.5キロの体毛。
実はこの後、この犬が骨盤その他に複数の骨折をしていることが判明したようです。今回の動画では手術やその後の回復まで追っていないため、この子のここからの幸せを願いつつ、とりあえずはここまで。手術や回復後の報告動画があれば、詳細をお伝えします。
※こちらの記事は動画配信をしている団体より許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Stray Rescue of St. Louis