️愛犬は車が好き?嫌い?
車の好き嫌いは、犬によってバラつきがあります。
体質的に車酔いしやすい犬もいれば、全く酔わない犬もいますし、楽しい所に行けると期待して車に乗るだけで大喜びする犬から嫌な所に連れて行かれると思って車に乗ることを怖がる犬まで、犬によって反応は大きく異なります。
皆さんの愛犬はどのタイプですか?
我が家の2匹のチワワたちは、幸い両方とも車好きに育ちました。それでも「車に乗り込んだ途端にリラックスする」子と「移動中は全く寝る気配がない」子というように、2匹の振舞いは正反対です。
犬と一緒の旅行から動物病院通いまで、犬を車に乗せる理由は色々あると思いますが、犬を車に乗せている間、車内の温度や換気、安全運転などに気を配り、出来るだけ犬が車内で快適に過ごせるような工夫が必要です。
️犬が車で落ち着かない理由
1.嫌な場所に連れていかれると思い、不安
車で出掛ける先が、いつも「動物病院」など犬が苦手とする場所に限定されてしまっていませんか?
「車に乗る=嫌な場所に連れていかれる」というイメージが固定化されてしまうと、車に乗ること自体を嫌がるようになり、ドライブどころではありません。
まずは、ごく近場の公園や広場など、犬が好きな場所を目的地に設定した短時間のドライブを繰り返し、ネガティブなイメージを取り除きましょう。
「車に乗る=楽しい場所に行ける」ということが分かれば、車に乗ることが好きになっていくでしょう。
2.車酔いしている
「車に乗る=楽しい場所に行ける」ということが分かっていても、車酔いのせいで車が苦手な犬もいます。車に酔うかどうかは人と同様に体質が大きく関係しているので、完全に車酔いを防ぐことはできなくても、出来るだけ不規則な車の揺れや振動を少なくし、犬の体を安定させてあげると、車酔いを最低限にしてあげることができます。
犬を車に乗せる時は、車が揺れる度に犬の体が大きく動いてしまったり犬がふんばったりする必要がないように、犬には適度な大きさのクレート(キャリー)に入っていてもらい、クレートもできるだけ動かないように車内に固定しましょう。クレート内には敷物を敷いてあげると良いでしょう。クレートを使用しない場合でも、犬用シートベルトやドライブボックス(シートボックス、ドライブベッド)などを使って、車内での犬の居場所を限定しましょう。
また、車酔いしやすい犬を長時間車に乗せることが予め分かっている場合、酔い止めの薬を動物病院で処方してもらうこともできます。良い止めの薬は、適量を車に乗る数十分~数時間前に飲ませる必要があります。動物病院からの指示通りに飲ませましょう。
車酔いの症状として、生あくびや体の震え、よだれなどが見られます。万が一の嘔吐にも対応できるよう、念のため、ペットシーツやエチケット袋を多めに準備しておくと良いです。
3.充満するニオイが不快、換気が不十分、暑いなど、車内環境が悪い
犬の鼻には、ニオイや空気がこもりやすく、クレート内ではなおさらでしょう。犬が嫌なニオイやよどんだ空気がずっとクレート内にこもったままだと犬も快適には過ごせないでしょう。クレート内の換気が不十分だと、冬でも犬自身の体温によってクレート内が暑くなってしまうことがあります。他の荷物でクレートを囲んでしまわないように、また車内の気温だけではなくクレート内の気温にも気を配り、できるだけ犬が快適に過ごせるようにしてあげましょう。
閉め切った車内はニオイがこもりやすく、良いニオイ・嫌なニオイが混ざり合って充満しやすくなります。
香水、芳香剤などの強い香りは、車酔いを悪化させることがあるかもしれません。香りの強いものは使用を控え、こまめに換気をしたり車内でポータブル扇風機などを使用したりして、新鮮な空気を循環させましょう。
️危ない!窓から顔を出さないで!
車の窓から顔を出している犬を時々見かけることがあります。風に吹かれて気持ち良さそうに見えますが、窓から体ごと放り出されたら、悲惨な大事故に繋がり兼ねません。
自分は大丈夫、自分の愛犬は大丈夫と思われるかもしれませんが、事故にまきこまれることだってありますし、万が一の出来事は誰にでも、どんな犬にでも起こり得ます。万が一の場合の愛犬の身を守るのは飼い主の務めです。
- ドア、窓のスイッチはロックする
- 窓は全開にしない。特に犬をクレートに入れない場合、換気のために窓を開けるとしても、犬が顔を出せない程度にする。
- 犬には、車内では決められた場所だけにいてもらう
- 犬用シートベルト、ドライブボックス、クレートなどの利用
運転中は、以上の点に留意してみて下さい。
走行中の道路が高速道路であれば、相当なスピードを出しているはずなので、尚更危険が伴います。
飼い主が見ていないところで顔を出してしまうことも考えられるので、犬用シートベルトやドライブボックスなどを使用している場合でも、犬が窓から顔を出せない状態にしておきましょう。
️まとめ
愛犬家の中には、犬の快適さを追求した車種を選ぶ方もいるそうです。ドアの開口部の広さ確保やシートアレンジができると、大型犬でも乗り降りしやすいなどのメリットがあります。
日常の生活の中で犬と一緒に車に乗る場合もありますが、窮屈な日常に疲れて、愛犬を連れて一棟貸しの貸別荘コテージやお気に入りの宿などで羽を伸ばしてみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?車に乗ることに慣れていて、愛犬も問題なく一緒にドライブできるのでしたら、気持ちを前向きにしてくれる非日常を求めて愛犬と一緒におでかけするのも良いかもしれませんよ♪