後ろ足が不自由な犬をネグレクト
前足だけで移動する犬を保護
RSPCAニューサウスウェールズのインスペクターが、前足だけを使い体を引きずるようにして動き回る犬を発見しました。両方の後ろ足は麻痺していました。
犬の名前は「ウィルソン」、7歳のミニチュアプードルです。ひどいネグレクトで、体中をノミが這い回り被毛はゴワゴワに固まっています。さらに尿がこびりついた皮膚は感染症を起こしていました。
押収、そしてRSPCAの施設へ
飼い主の言い分は、「ウィルソンを愛しているけれど、獣医に連れて行くお金がない」というものでした。
RSPCAのインスペクターはその場でウィルソンを”押収”して、専属の獣医さんのもとへと急ぎました。
そして6週間にわたる治療とリハビリが終わる頃にはすっかり施設の人気者になったウィルソン。その頃、獣医のローラ先生はウィルソンに車椅子を作ってあげたいと考えていました。
カスタム車椅子!
そして出来上がったのがこちらのマシン...ならぬ車椅子!オーストラリアの初心者マークである「P」プレートがちゃんと付いていますよ!
これで、どこへでも自由に移動できます。
猫ちゃんにもご挨拶。
ウィルソンが車椅子を使って、初めて”走った”時はスタッフの皆さんは感動の涙を流しながら喜んだそうです。
ウィルソンは「要支援犬」と位置付けられ、体の不自由な犬に特化した保護施設へと移されました。早く永遠のお家が見つかるといいですね。
まとめ
元飼い主は、お金がないからと放置した時点でウィルソンを”愛している”とは言えません。一刻も早くどこか相談できるところを探すべきでした。
RSPCAのみなさんのおかげで辛い状況から解放され、専用の車椅子で明るい未来が開けて本当によかった!
カスタムバイクならぬカスタム車椅子で疾走するウィルソンの様子はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA NSW
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