ネグレクトされても無邪気に人間のぬくもりを求める子犬
通報
ひどい環境で飼われている子犬がいるとの通報を受け、RSPCA ニューサウスウェールズ (オーストラリア) のインスペクターが出動しました。
現場についたインスペクターは、その光景に絶句します。その住宅はいわゆるゴミ屋敷で、ヘビの死骸まで放置されていました。
2匹の子犬「ボブ」と「サーシャ」が放置されていたベランダは子犬のおしっこで覆われ、食べ物はなく淀んだ水だけが置かれていました。
何日も食事を与えられておらず、ガリガリに痩せて体調も良くありませんでした。それにもかかわらず、子犬たちはインスペクターの姿を見るとちぎれんばかりにしっぽをふりながら近寄ってきました。
飢餓状態の子犬は愛情にも飢えていたのです。抱っこされようと一生懸命よじ登る健気な姿に胸が締め付けられるようです。
子犬はその場で ”押収” されることが決まりました。
RSPCAの施設へ
RSPCAの施設に移されたボブとサーシャ。あと少しで命の危険すらあったひどい栄養失調でした。成長過程で必要な栄養が不足したことには多少の問題がありますが、栄養価の高い食事と継続的なケアで後遺症も残らず回復できる見込みです。
適切な体重になり、去勢したところでいよいよ里親探しが始まりました。そして始まった途端に里親さんが見つかりました!こんなに可愛くて人懐っこい2匹ですから、すぐに永遠のお家が見つかったのも納得です。
ボブとサーシャの永遠のおうち
ボブは毎日人間とのスキンシップを楽しんでいます。たくさん撫でてもらえるようになってよかったですね。
一方のサーシャは、ドッグパークに行くのが大好き。息子さんの大のお気に入りとなり毎日一緒に遊んでいます。
まとめ
「彼らが置かれていた劣悪な環境を考えると、レスキューされたことで愛情と素晴らしい未来を与えられる結果となりとても嬉しい」とRSPCAのインスペクターは語っています。
もうお腹が空くこともなく安心して暮らせるようになり本当に良かったです。
レスキュー当時の様子と元気いっぱい愛情いっぱいに過ごす2匹の姿はこちらから♪
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA NSW
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