ノミの駆除をしないまま放置されて皮膚炎に
被毛がほとんど抜け落ちるほどの症状
2019年、RSPCAに「毛がほとんど抜けた酷い状態の犬がいる」との通報がありました。
インスペクターのジャレッドさんが調査に乗り出します。
その犬が飼われている家を訪問すると、オーストラリアン・ケルピーミックスの「ボニー」がいました。
通報通りボニーの被毛はほとんど抜け落ち、体中をノミが這いまわっていました。
飼い主に指導するも...
飼い主には ”ノミは駆除するものだ” という認識も駆除の知識もありませんでした。そしてジャレッドさんの指導のもと、飼い主はボニーを獣医に連れて行きノミの駆除も行いました。
それから数ヶ月後、ボニーの体は再び被毛に覆われ回復したかに思われましたが...
残念なことに、約1年後には同じ内容 (被毛が抜けて酷い状態) の通報が入ったのです。
さらに酷い状態で保護
ボニーの状態は前回の通報時より悪く、犬種さえわからないほど変わり果てていました。皮膚は剥がれて、炎症を起こしていました。
そして再び全身に無数のノミがいました。
飼い主はRSPCAにボニーを引き渡すことを承諾し、治療が開始されることになったのです。
里親さんのもとへ
ボニーは一時預かりのジェニーさんのお家で、他のワンチャンと一緒に過ごすことになりました。
徐々に被毛が生えてきましたね!
そして数ヶ月後、ジェニーさんはボニーを引き取ることに決め新しい飼い主さんになりました。
ジャレッドさんがボニーの新しいお家を訪ねると、そこには違う犬かと思うほどに回復したボニーの姿がありました。
体重もかなり増え、艶々の被毛で覆われてとても元気そうです♪
ジェレッドさんは「ノミ駆除薬と定期的なシャンプーで、ボニーのこの良い状態が保てますね」と語っています。
まとめ
とても痒くて不快な状態から解放されたボニー。これからは新しい飼い主さんと一緒に、元気で幸せに暮らしていけることでしょう。
保護時のボニーから現在の様子までをこちらからご覧ください。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
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