犬のご飯における『絶対NG行為』に注意を
毎日の食事は犬の健康に直結します。言うまでもなく、愛犬の食事の管理をするのは飼い主さんです。飼い主さんは、愛犬の食事においてNG行為をしないように注意しなくてはいけません。NG行為は、愛犬の健康に影響を及ぼす可能性があるからです。
では飼い主さんは、どのような行為に注意すべきなのでしょうか?今回は、犬のご飯における『絶対NG行為』をご紹介していきます。
犬のご飯における『絶対NG行為』
①栄養バランスの悪い食事を与える
栄養バランスの悪い食事は、犬の健康を損ねる恐れがあります。犬と人とでは理想の栄養バランスが異なり、犬はカルシウムやタンパク質を人よりも多く必要とします。
犬に必要な栄養素がバランスよく配合されているのが、パッケージに「総合栄養食」と書かれたドッグフードです。これと一緒に新鮮な水を与えれば、犬の健康を維持することができます。
「愛犬には毎日愛情たっぷりの手作り食を与えたい」と考える飼い主さんもいるでしょう。でも犬にとって理想的な栄養バランスの食事を作るのは、なかなか難しいもの。犬の栄養に対する十分な知識なしに毎日手作り食を与えていると、栄養バランスの悪い食事を与え続けることになりかねないので注意が必要です。
栄養バランスの面を考えると、普段は総合栄養食を与えるようにして、手作り食はトッピングや愛犬の誕生日などの特別な日に作ってあげるのがよさそうですね。
②人の食事を与える
かつては残飯を犬の食事として与えていた時代もありましたが、犬に人の食事を与えるのは絶対NGです。
人用に調理された食事には油や調味料が使われているため、糖分や塩分、脂肪分などを犬が過剰に摂取することになります。人の食事を犬に与え続れば、腎臓病や心臓病、肥満などを招くでしょう。
「少しくらいなら」「たまになら」と、愛犬に人の食事を与えてしまいがちです。でも犬が人の食事の濃い味を覚えてしまうと、薄味なドッグフードは一切受け付けず、人の食事しか食べなくなるケースもあります。ほんのおすそ分け程度でも、人の食事を与えるのはやめましょう。
③犬にNGな食材を与える
味つけしていない適量の食材であれば、犬の食事に取り入れても大丈夫です。ただし、犬にNGな食材は避けなくてはいけません。
例えば、ネギ類には犬の赤血球を破壊する成分が含まれており、溶血性の貧血を引き起こすことがあります。いわゆる「タマネギ中毒」です。ブドウ(レーズン)もブドウ中毒を起こして、急性腎不全になる危険性があります。
そのほかにも
- 生のエビ、カニ、イカ、タコ、貝類
- 生卵の白身
- マカデミアナッツ
など人には問題なくても、犬には有害な食材は意外と多いので要注意です。
④おやつ分の食事を減らさない
本来、総合栄養食と書かれたドッグフードを適切に与えていれば、犬におやつは必要ありません。とはいえ、与えてはいけないわけではありません。しつけやトレーニングのごほうびとして、おやつを与えることがあってもいいのです。
でもその場合は、与えたおやつの分の食事量を減らす必要があります。おやつの量は、愛犬に必要な1日のエネルギー量(食事量)の10%程度にとどめます。そうしないと栄養バランスに影響が出たり、肥満になったりしてしまいます。
ちなみにドッグフードに食材をトッピングする場合も、トッピングする分、ドッグフードの量を減らす必要があります。トッピングの量は、1日の食事量の20%を超えないように注意しましょう。
⑤愛犬に合ったドッグフードを与えていない
愛犬の食事としてドッグフードを与えるのなら、愛犬の年齢や健康状態などに合ったものを選ぶことが大切です。愛犬に合っていないドッグフードは、愛犬の健康を害する可能性があります。
総合栄養食のドッグフードでも、子犬用、成犬用、シニア犬用に分かれたものが販売されています。これは、ライフステージによって必要な栄養の比率が異なるからです。
ライフステージ別になったドッグフードは、それぞれのライフステージに応じた栄養構成になっているのです。ですから、愛犬のライフステージに合ったものを与えないと、栄養不足や肥満になる恐れがあります。
愛犬の健康状態によっては、療法食を与える必要がある場合もあります。療法食とは、特定の病気や健康状態に合わせて、栄養成分の量や比率が調整されたドッグフードのことです。療法食は飼い主さんの判断で購入して与えるのではなく、獣医師の指示に従いましょう。
まとめ
今回は、犬のご飯における『絶対NG行為』を5つご紹介しました。ご紹介したようなNG行為をしてしまうと、病気になったり、長生きできなかったりして、愛犬を不幸にしてしまうかもしれません。それは、飼い主さんにとっても不幸なことだと思います。
愛犬の体を作るのは、飼い主さんが与える毎日の食事です。愛犬が健康で長生きできるように、NG行為はしないように十分注意しましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 伊森 亜紀
食事におけるドライフードは10%の水分量しかありません。よく勉強したものが手作り食を与える事は長生きにつながります。なぜならドライフードは普段つかわない臓器を使います。それは実は身体には健康とはいえません。
肝臓腎臓心臓 などシニアになってから異変に気づいたでは遅いのです。
フードも粗悪なものからいいものまであります。見分けることの大事さが必要でありふやかし調整し 手作り食にくわえることもありです。ただしそれはきちんと素材や効果身体にいいものを勉強できてからのことです。
動物は実験台ではありません。
そして いちばん大事な事は 動物は自分があげているたべもので身体ができている
それをどうか再確認してほしいです。
なんでも獣医師に頼る前に可愛がる前に勉強しないといけない事もあるということです。それが動物の身体を守り愛情をもって育てていくということです。
それぞれが同じ体質ではない にも関わらずそこで同じドライフードばかりあげていても 動物の身体や心を見ていません。
私はプロですから 色々な投稿をみますがあまりあてにしていません。
20代 男性 匿名
人の飯を与えるのは犬に毒を盛るのと変わらない、犬は味をよく感じないが旨い不味いは解ります。味蕾が未発達の犬には濃い味が魅力に感じます。食い続ければフードを避けるのは当たり前。習慣化させないために必ず人の飯は与えないこと
犬にはNGな食材があるのは皆さん知ってると思いますが全部言えますか?多分言えません。俺も言えません。言えない人は手作り食を与えないで下さい。これも知識です。
皆さん躾のためにおやつを使っている人は多いと思います、しかし分量を守ってますか。おやつを与えすぎるとフードを食べなくなり栄養が偏り更にカロリー過多で肥満になります。あくまでメインはフードです。おやつは最大でも1日総カロリー摂取量の10%以内にしてください。
仔犬、成犬、老犬はそれぞれ必要な栄養素、カロリー数が違います。ライフステージに合わないフードを使うと栄養過多、栄養不足、栄養偏りがおきます。愛犬のライフステージを確認して適切なフードを使用してください。
犬の食事は健康と寿命左右します。食事管理するのは飼い主です。飼い主は犬の管理者でもあります。これも犬を生かすのは飼い主です。
20代 男性 匿名
人の食事は毒そのものです。病気に罹れば愛犬と飼い主両方苦しみますし、病気にならずとも肥満になれば戻すのも大変です。与えたいのであれば特別な日だけにしましょう。
おやつ分のフードを減らさないどころかフードの適量量を把握してない飼い主は多いと思います。理由としてはフードは裏の評価通りに与えることが多いから。適量は愛犬の適正体重によって変わるため、フードの表記通りとは限らないからです。愛犬の適正体重が知りたいのであれば獣医に頼んでみましょう。また愛犬の体格を知りたければボディコンディションスコア(BCS)の方法があるので参考にすると良いでしょう、。BCSはわんちゃんホンポに載っており、動物病気ではBCSの模型をさわさせてくれる場所もあります。
犬にとってNG食材は多岐にわたります。
理由はアレルギーや与え過ぎて症状を起こす食材もあるため。
愛犬に合わないフードを与えててはいけない理由はアレルギーや手術の有無犬種に応じた栄養素が添加されたフードを与える必要があるからです。