じーっ…犬が『飼い主を怪しんでいる』時にする仕草や態度5選

じーっ…犬が『飼い主を怪しんでいる』時にする仕草や態度5選

飼い主さんは一所懸命なのに、なかなか信頼してもらえない。何かのきっかけで愛犬から不信感を抱かれてしまった。そのような場合、愛犬は飼い主さんに対して怪しんだような態度を取ることがあります。犬が飼い主さんを怪しんでいるときの仕草や態度、またどういうきっかけで不信感を抱かれてしまうのかについて、解説します。

お気に入り登録

愛犬が飼い主に不信感を抱く時

怪訝そうな顔の犬

愛犬との間にしっかりとした信頼関係を築くのは、簡単なことではありません。

飼い主さんの努力が一向に報われなかったり、飼い主さんの無意識な行動が愛犬からの不信感を招いてしまったりすることもあります。

愛犬が飼い主さんに不信感を抱いている場合、愛犬は飼い主さんに対していかにも怪しんでいる、不信感を抱いているといった仕草や態度を示します。

愛犬が飼い主さんを怪しんでいる時にみられる仕草や態度をご紹介します。

これらの仕草がみられた場合は、もう一度愛犬との関係性を見直し、信頼の絆を結べるように関係の改善を図ってみてください。

飼い主を怪しんでいるときの仕草・態度

1.怪訝そうな表情でじっと見つめられる

上目遣いの犬

英国のポーツマス大学の研究で、犬は人との間で高度なコミュニケーションが可能になるように顔の筋肉の構造を進化させたという論文が発表されました。

この進化により、犬は目の周りの表情を高度に変えられ、人とのコミュニケーションに役立てているということです。

そのため、犬は非常に人間的な表情をすることができます。犬が飼い主さんを怪しんでいる時は、上目遣いや眉を寄せるなどのいかにも怪訝そうな表情をします。そして、飼い主さんの顔をじっと見つめるのです。

慣れ親しんだはずの飼い主さんに対して愛犬がこのような態度を見せる時は、飼い主さんがいつもと少し異なるような姿や行動をしているため、警戒したり訝しんだりしている時です。

2.唸られる

唸る犬

愛犬が飼い主さんに向かって唸り声を出している場合は、さらに警戒心が強くなっている時です。

不信感を抱いている訳ではなく、視覚的、嗅覚的な情報だけでは飼い主さんを飼い主さんだと認識できず、怪しい人物だと疑っている場合にも、唸り声を出すことがあります。

その場合は、声を掛けてしっかりと飼い主さんだということを認識させて安心させましょう。その上で近付いていくと良いでしょう。

愛犬が他の人に対してこのような態度を見せる時は、飼い主さんが間に入り、トラブルに発展しないようにする必要があります。

3.距離を置かれる

近寄らない犬

愛犬が飼い主さんとの距離を置くようになった場合は、今までのケースとは異なり、飼い主さんに対して明らかに不信感を抱いていると考えて良いでしょう。

何らかのきっかけで、飼い主さんに対する信頼が薄れ、不信感を持たれてしまったようです。

この場合、いったい愛犬が飼い主さんのどのような行動に対して不信感を抱くようになったのかを探り、再び信頼関係の絆を結べるように関係の修復を図るべきだと考えましょう。

なおこの行動は、よく知らない他の人に対して警戒している場合にもみられます。特に、きちんとしつけられていて、むやみに唸ったり攻撃的になってはいけないと認識している犬が見せる態度です。

4.隠れられる

隠れている犬

愛犬が飼い主さんにみつからないように隠れるようになった時は、愛犬が飼い主さんに対して、恐怖心に近いような警戒心を抱いているというサインです。特に臆病な性格の犬によくみられる行動です。

この時、愛犬は飼い主さんから攻撃を受けるかもしれないと感じています。だから、見えない場所に隠れて攻撃を避けようとしているのです。何か愛犬に恐怖心を抱かせるようなことをしていないか、よく振り返ってみてください。

5.目を逸らされる

視線を逸らす犬

愛犬が飼い主さんと目を合わせなくなったら、完全に信用されていないと解釈するべきでしょう。飼い主さんを信用していないことを示すとともに、愛犬自身が飼い主さんに対して敵意を抱いていないことも示しています。

こういう状態の時に、無理に正面から目を合わせようと近付いていくと、避けられたり、場合によっては攻撃されることがあります。それは、飼い主さんが愛犬に対して攻撃を仕掛けてきたと勘違いしているからです。

こうなる前に関係の修復を図るべきですが、とにかく一度失った信頼関係を取り戻すには、時間がかかります。焦らずに落ち着いて、ゼロから信頼関係を構築していくつもりで接しましょう。

まとめ

アイコンタクトする犬

飼い主さんには悪気がなくても、忙しくてスキンシップがなくなったり、感情に任せて怒ってばかりいたり、愛犬が驚くほどの大声で怒鳴ったり、感情に任せて一貫性のない対応をしたりといったことが続くと、愛犬は徐々に飼い主さんに対する信頼感を失っていきます。

ある日突然信頼感をゼロにするということではなく、自分は混乱しているということを飼い主さんに仕草や態度で示しているはずです。その段階で愛犬の気持ちに気付き、早期に信頼回復のための対策を取るようにしましょう。

不信感が強くなればなるほど、信頼を取り戻すには時間がかかります。しかし、飼い主さんの気持ちがあれば、きっと愛犬に通じるはずです。

焦らずにじっくりと関係を修復していきましょう。ポイントは、しっかりとスキンシップをとること、たっぷりと褒めること、感情任せではなく常に一貫性のある態度を取るようにすることです。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。