同じことをしても態度が違う
わんこへの態度、特に叱るポイントをそのときの機嫌や家族によって変えてしまっていませんか?
飼い主さんがこのような態度をとっていると、わんこは「え?この間は褒めてくれたのに、何で今日はだめなの?」「お父さんは良いって言うのに、お母さんはダメって言うけど、良いの?悪いの?」と混乱してしまいます。
結果として善悪の判断がつけられず、問題行為を起こすわんこになってしまうことも。また実はこの行為、しつけに良くないだけでなくわんこにとっては大きなストレスにもなるのです。
ダメなものはいつでも誰でもダメ。毅然とした態度と家族で一貫した対応をとるようにしましょう。
家族喧嘩をする
わんこは野生の頃から群れを作って狩りをし、群れの仲間と協調して暮らしてきた動物です。そのため徹底した平和主義で、群れの中での争いや喧嘩を嫌います。
家族を「群れ」の一種として認識しているわんこにとっては、夫婦喧嘩や親子喧嘩、親が子を強く叱責するなどの行為を見ることはとても辛いことです。
喧嘩をしていると愛犬が仲裁するように間に入ってきた、叱られて泣いていると愛犬が慰めるように寄り添ってくれた、などという話をよく耳にするのもこのためです。愛犬が心穏やかに暮らせるためにも家族関係を良好に保つことは必須です。
人混みやお祭りに連れて行く
近年では遅まきながら日本でもペットツーリズムが普及しはじめ、わんこと一緒におでかけできるスポットも増えてきました。「大好きな愛犬とはいつも一緒にいたい」「愛犬にいろいろな景色を見せてあげたい」と考える飼い主さんも少なくないでしょう。
ですが、おでかけ先を決める際には注意が必要です。人混みがすごい観光地やお祭り、イベントなどはわんこがストレスを感じる場合があるからです。人混みの中でわんこを歩かせるのはわんこにも周囲の人にも危険を伴うので避けたいのはもちろんですが、他の人が苦手なわんこや大きな音が苦手なわんこにはその場の雰囲気だけでも苦痛になりかねません。
特に注意したいのは花火大会。花火の音に驚いて脱走してしまうという事故も考えられるので、安易に連れて行くのはやめましょう。
かまってくれない
わんこはいくつになっても飼い主さんと触れ合ったり遊んだりするのが大好きな生きものです。そのため飼い主さんとのスキンシップが不足していたり、かまってほしいのにかまってくれないという状況が続いたりするとストレスを抱え込んでしまいます。
もちろんわんこが「かまって」とアピールしてきたときに、家事や仕事の手を止めてまでかまってあげる必要はありません。むしろそれを繰り返していると「飼い主さんはいつでもかまってくれる」と勘違いして要求吠えがひどくなったり、問題行動をとるワガママわんこになってしまうので注意が必要。
ですがわんことスキンシップや遊びをする時間を毎日必ず設けることはとても大切です。そうすることで愛犬との絆も深まっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこの苦痛やストレスは、問題行動として現れることもあれば、体調不良として現れることもあります。いずれにしてもわんこが「幸せ」でない状態であることは確かです。
わんこが苦痛と感じる行為はそのわんこの性格によってもさまざまです。愛犬の性格や苦手を知り、避けることのできるものは減らしていくことで生活の質を上げていきたいですね。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
元々群れを成して生活してた犬は群れの険悪なムードに敏感です。群れが分裂する危険があるためそれを阻止しようと仲裁に入ろうとするのです。仲裁しますがストレスはかなりかかります。なるべく家族内で争わないで下さい。
犬と思い出を共有したいとか一緒に景色を楽しみたい気持ちは解りますが人混みや祭りは犬にとってはストレスの塊みたいなものです。それに犬は人より小さいので人混みの中はめちゃくちゃ危険。それと一緒に景色を楽しみたいと思っても犬は人と見える風景が違います。例えば花壇に咲いてる様々な色のチューリップがあるとします。俺たち人間はそれを様々な色に見えますが犬から見ると全て同じ黄色に見えてしまうのです。犬はこの世界を三色程でしか区別できません。景色を楽しむ概念もなく味気ない世界を見てる犬は飼い主どの共同作業の方がよっぽど思い出になるでしょう。
構わなすぎるとストレスを溜めます。要求に応えなくても良いけど構わないのは問題です。要求には応えず暇な時、落ち着いたら出すようにしてください。それだけで要求吠えが改善します
犬の性格や暮らしによって苦痛などは違いますが基本的にこの記事のNG行為はすべての犬に共通します。犬と人は主観が違うことを理解してください。愛犬の楽しみとは、幸福だと思うのはなんだろうと考えてみましょう。愛犬の事をよく知る貴方なら愛犬の為の暮らしを送らせるはずです