荒れ果てた裏庭に放置された3匹の犬
発見
オーストラリアにあるRSPCA クイーンズランドのインスペクターは、ある住宅の荒れ放題の裏庭で痩せ細った3匹の犬を発見。
その状態は目を覆いたくなるものでした。
荒れた裏庭には犬用の鎖と空っぽの餌入れが放置されています...。
押収
3匹の犬、「トリニティ」「ミア」「ロッキー」は、緊急に獣医の診察と治療が必要と判断されRSPCAによって押収されました。
人間と交流することもなく、長い間飢えに晒されていた犬たちは、ただ怯えているだけではなく重度な行動上の問題がありました。一般的に飼い犬が経験するような、おもちゃで遊んだり、人間と交流したりということを一切させてもらっていないのですから無理もありません。
さらに、ひどく痩せておりノミや寄生虫がいる犬たちの健康状態は最悪でした。犬たちのリハビリが始まります。
飼い主が引き渡しを拒否
強制的に治療を開始できたのはよかったのですが、なんと飼い主は犬たちをRSPCAへ引き渡すことをしばらく拒否していたのです。
その間、犬たちは一時預かりや里親を探すことができずに1年以上RSPCAで過ごすことになりました。
回復したトリニティは永遠のお家へ
根気強い治療とリハビリにもかかわらず、ミアとロッキーは、残念ながら状況を乗り越えることはできませんでした。
唯一トリイティだけが里親募集ができるまでに回復したのです。
保護当時はこんなに悲惨な状態のトリニティでしたが...
こんなに元気になりました。
永遠のお家も決まり...
今は元気に裏庭で走り回り、おもちゃで遊び、優しい里親さんの愛情をいっぱい受けながら幸せに暮らしています。
まとめ
3匹の保護に立ち会ったインスペクターのヨリックさんは、「動物虐待の捜査は何が起こるかわかりませんが、市民のサポートがあれば自分で身を守ることができない動物に寄り添うことができます」と語っています。
動物虐待のケースは後を絶ちませんが、言葉で伝えられない、自分で身を守れない動物の代弁者となれるのも人間です。虐待かなと思うことがあれば、どこかに相談するなどしてサポートできるかもしれません。
保護当時と現在のトリニティの姿はこちらから。
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:RSPCA Queensland
RSPCA Queensland
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